転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1400843832/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/23(金) 20:17:12 ID:m4.E6deQ 女「……」ズルズル エルフ「おい人間」 女「!」 エルフ「立ち去れ、ここから先は我々エルフが住みかとする森だ」 女「でも」 エルフ「早くしろ。さもなくば容赦なく貴様を射殺す」 女「でも私、足を怪我してて…もう歩けない」ガクッ エルフ「なに?」 女「薬草を摘みにこの森に入ったら魔物に襲われて…なんとかここまで逃げて来たの」 エルフ「……」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/23(金) 20:19:31 ID:m4.E6deQ 女「いえ…そうね。私の都合なんて貴女たちには関係ないもの…ごめんなさい、這ってでも引き返すわ」クルッ エルフ「…待て」 女「?」 エルフ「足を見せてみろ。私の持ってる薬草で治せそうなら治してやる」 女「そんな」 エルフ「勘違いするなよ、いつまでも人間に住みかの周りをウロウロされたくないだけだ」スタスタ 女「……」 エルフ「だいたい、こんな裾の長いローブを着ていれば動きが制限されてしまう」 女「…ありがとう」 エルフ「ふん…傷口を見るぞ」クイッ 女「ありがとう、近付いて来てくれて」チクッ 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/23(金) 20:20:47 ID:m4.E6deQ エルフ「っ!?」 女「くすっ…貴女って、とっても優しいのね」 エルフ「な…にを…」グラッ 女「安心して。命にかかわるような毒じゃないから」スクッ エルフ「毒…だと?それに…足の怪我は…」フラフラ 女「もちろん嘘。このローブも足を隠すために着てるのよ?」フリフリ エルフ「貴…様…」 エルフ(くそ、意識が…遠く…) エルフ「……」ドサッ 女「おやすみ、エルフちゃん」 .。*゚+.*.゚+..。*゚+ .。*゚ +.*.。.゚+ . *゚+ .。*゚+ 続きを読む