転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1550158767/ 1 : ◆do4ng07cO. 2019/02/15(金) 00:39:27 ID:da0lclfA ※百合注意 バレンタイン一週間前 マミ「え?」 ほむら「まどかは美樹さやかとくっつくべきだと思うのよ」 マミ「えっと、ごめんなさい。くっつくべきっていうのは、お付き合いするという意味でいいのかしら?」 ほむら「ええ」 マミ「...とりあえず理由を聞かせてくれる?」 2 : ◆do4ng07cO. 2019/02/15(金) 00:40:14 ID:da0lclfA ほむら「まどかと美樹さやかはとても仲が良いのは知ってるわね?」 マミ「ええ。あの二人は一緒に行動するのが基本ね」 ほむら「そして、まどかの行動原理は美樹さやかが中心となっている...ここまではいいかしら」 マミ「言われてみればそうかもしれないわね。...それで?」 ほむら「そして、美樹さやかもよくまどかは私の嫁だと宣言しているし、まどかも満更でもない...これは付き合うしかないわよね」 マミ「飛躍しすぎでしょ。あれは美樹さんの冗談でしょうに」 ほむら「その冗談が本当の恋になったら、とても素敵なことだと思わない?」 マミ「どれだけあの二人をくっつけたいのよ」 ほむら「...あの二人が共にいることは、私にとっても救いなのよ」 3 : ◆do4ng07cO. 2019/02/15(金) 00:41:07 ID:da0lclfA ほむら「私はまどかを救う為に契約した。そして幾度も敗北し、その度にまどかを死なせてきてしまった。だから、いままどかが契約せずにいてくれているこの時間がとても愛おしいの」 ほむら「贅沢は言わないの。ただ、あの子が平和に生きていてくれればそれでいい」 ほむら「そして、まどかの平和に不可欠なのは美樹さやか。彼女が生きていることこそが、まどかの平和を象徴しているのよ」 マミ「...それって、美樹さんじゃなくても当てはまらないの?」 ほむら「違うのよ。まどかにとって美樹さやかは、大切な親友で、幼馴染で、憧れで、誰よりも愛を注げる何者にも代え難い存在なの」 ほむら「私達は魔法少女だから、危険に巻き込むわけにはいかないとか、いつ死ぬかもしれないとか、色々なことを考えて彼女から一線を引いてしまう。そのことで、まどかもどこか負い目を感じてしまう」 ほむら「けれど、まだ契約していない美樹さやかなら、まどかと同じ立場で考え行動してくれる」 ほむら「まどかと美樹さやかの平和な生活を見ているだけで、これまでの戦いは無駄じゃなかったと思えるの」 ほむら「あの子達の日常を想像するだけでホラ...」ポワポワ 4 : ◆do4ng07cO. 2019/02/15(金) 00:41:38 ID:da0lclfA マミ「...あなたの言いたいことはなんとなくわかったわ。けれど、それは本人たちの意思じゃないと成り立たないんじゃなくて?」 ほむら「そんなことは分かってるわ。だから、今度のバレンタインの日に賭けるのよ」 マミ「なるほど、わざわざ私のところに一人で来たのはそういうことなのね」 ほむら「ええ。あの二人をイイ雰囲気にするために協力して欲しい」 マミ「...わかったわ。可愛い後輩の為だもの。協力させてもらうわ」 ほむら「ありがとう」 マミ「それで、なにをすればいいの?」 ほむら「これといって準備してもらうことはないわ。バレンタインのチョコパーティの時に、タイミングを見計らってさり気なく席を外して欲しい。私も佐倉杏子を連れてそれに便乗するわ」 マミ「あくまでも二人の意思と流れに任せるということね」 ほむら「勿論、それで駄目なら私から動くのは諦めるわ」 マミ「佐倉さんには伝えてあるの?」 ほむら「いいえ。彼女に知られると、いつ美樹さやかにまで知られるかわかったものじゃないから」 マミ「そう。...なら、これは私と暁美さんの二人きりの秘密ということね」フフッ ほむら「そういうわけでお願いするわ。...ケーキ、ご馳走様」 続きを読む