転載元 : http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1548762414/ 1: ◆CItYBDS.l2 2019/01/29(火) 20:46:54.222 ID:kR9SbLhe0NIKU 魔王「ななななにを言ってるんだ勇者!」 勇者「えー……でも、わたし今日泊るところがなくて困ってるんです……」 魔王(どどどどういうことだ、これは俗にいう卒業チャンスなのか!?) 勇者「ねえ、いいでしょ?」 2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/29(火) 20:48:16.321 ID:kR9SbLhe0NIKU えー皆々様、大変お見苦しいものをお見せいたしました。 先ほどのものは、不肖私めの儚くも尊き妄想にございます。特に意味のあるものではございません。 改めまして皆々様、年が明けて約一月ほどが経ちましたが如何お過ごしでしょうか? 私はと申しますと、年度末に向けて納期納期に追われる毎日でございます。 こう忙しいと、ついつい仕事を辞めたくなってしまいますなあ。 しかし、仕事を辞めるというのは実に難しい。 上司にのたまう口上を考え、書類をそろえ、仕事を引き継ぎ、まあその労力の甚だしさと言ったら。 昨今では、退職請負人なる職業まで出てくる始末でございます。 さて、場所は変わって勇者と魔王が在する異世界。 どうやら、こちらの世界でも仕事を辞めるというのは一仕事のようでございます。 3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/29(火) 20:48:45.603 ID:kR9SbLhe0NIKU 盗賊♀「おやおや、勇者の兄貴じゃございませんか。どうもご無沙汰しておりやす」 勇者♂「おうこんなところで奇遇だな、アースドラゴン討伐の時以来だが元気にしていたか」 盗賊「そりゃあもうおかげさまで」 勇者「それでお前さん、なんでまたこんな所にいやがるんでい。たしか住まいは本所のほうだろ」 盗賊「へへへ、実は兄貴を探していたんですよ」 勇者「俺を?」 盗賊「へい、屋敷に伺ったんですがいらっしゃらなかったので散歩がてら探していた次第で」 勇者「何か訳ありのようだな」 盗賊「まあそんなところで。ここじゃあなんですから、お宅に伺ってもよろしいですか?」 勇者「そりゃあまずい。男独りのヤモメ屋敷に女の子を連れ込んだなんて噂がたっちまったら役目柄たいへんなことになる」 盗賊「それじゃあ、そこのソバ屋にでも入りやせんか。なに、勘定はアタシ持ちで結構です」 勇者「俺に酒を奢るってか、まったく生意気言いやがって。だが折角のお誘いだ、一杯ごちそうになろうじゃねえか」 盗賊「いっぱい!?ちょっと兄貴、ほどほどに遠慮はしてくださいよ?」 勇者「『いっぱい』違いだよ、相変わらず阿呆が抜けねえな」 続きを読む