182 名前: やまなしおちなしいみななし [sage] 投稿日: 2014/10/22(水) 20:25:46.45 ID:??? ずいぶん過去になった過ちの吐きだし 1 自分は小学校の頃に柔道を習っていた 動いては食う、動いては超絶に食うという循環のせいでデブになった 母は、私の将来を心配して柔道をやめさせた でも、食欲は留まらなかったから痩せなかった 中学校にはいると、私は腹が出ているのでポコちゃんと呼ばれるようになった そして学校では陽気なアニオタのデブという地位を確立し、楽しく過ごしていた しかし、その学校は窓ガラスが割れる事なんて日常茶飯事の荒れた中学校だった ある日、大好きなアニメで大好きなキャラが死亡した 一晩中泣いて、そのあとに敵キャラに対する怒りを膨らませた そんな状態で、チンという犬種の愛犬を連れてスーパーに向かっていた その愛犬には、死亡したアニキャラの名前をつけていた 前の方から、学校で有名な不良のクラスメイトが他校の生徒を連れて歩いてきた その不良とは今までたいした話もしていなかったのだが、 顔があった瞬間にあからさまに蔑んだ目で見られ 「ポコがチン連れているぜ。チンポコだ、うわー」とはしゃがれた 周りを取り囲まれて、スカートをめくられ 「チンコねぇのに、チンポコだぜ。チン連れたポコだって、だっせー」と笑われた デブでアニオタで笑われるのはなれていた が、愛するキャラの名を付けた愛する犬を侮辱された事が許せなくなり、自分は切れた 相手の股間を利き手でぎゅっと握りつぶし 「チンコがねぇから、テメェの寄こせやぁぁぁ!」 と、叫んだ 握力が強すぎたのか、相手は倒れて仲間達に引っ張られていった つづく 2 部活動終わりの登下校の最中だったことが重なり、 翌日には私の行動が全校中に広まり、不良は学校に来なくなった クラスの男子は周りから消えたが、女子が褒め称えてくれて自分は有頂天になった 後日、その不良の先輩を名乗るもっと不良の人に呼び出された 後輩をボコったヤツだから締め上げるとのことだった 彼は手に木刀を持っていた だが、小学校ぶりに勝利の美酒の味を知ってしまった自分は、 股間を握りしめればいいとの一念で、執拗にその先輩の股間を狙った 小学校の時の鍛錬のなごりがあったのか、自分の動きは速かった やがて、相手も股間を狙われていることに気がつき、 片手に木刀を握ったまま、片手で股間を押さえて横に動くようになった 股間を狙うものと、狙われる者の、ぐるぐる回転するだけの戦いになった 多分、それはシュールな光景だったと思う その戦いは先生に止められて引き分けとなったが、 股間を隠して移動する先輩の姿が滑稽だったことが広まり、先輩も学校に来なくなった 気がついたら、陽気なデブのアニオタとしての楽しい地位はなくなっていて、 狂気なデブのアニオタという新ステージに立っていた 女子も私のことをポコちゃんという可愛い呼び名ではなく 「○○(名字)様」と呼ぶようになっていた 卒業後も、高校で噂が広がって恐れられ、大学は県外にした 唯一救いだなと感じるのは クラスメイトの不良と、その先輩は、 技術訓練学校に入ってまっとうな職人になったという話を聞いたことぐらい… もし、自分が結婚できたりして娘を授かった時には柔道だけはやらせないと心に誓っている