634: 大人の名無しさん ID:pqUX5Ocz 俺がまだ18歳だった時、ちょうどこの時期になくなった子がいた。 その子は、高校生の時から付き合ってた子。 今はどうか知らないが、当時としては珍しい遠距離恋愛というやつだった。 高校をなんとか卒業し、大学に行くと言って家を出て、彼女と同じ街に住んだ。 毎日彼女と遊んだ。やっと人並みにデートができるようになったって、彼女は喜んでたっけ。 その街に住んで、俺は四輪免許を取るために教習所に通いだした。 その日も教習があって、それが終わってから自宅に帰ると自宅前に彼女が立ってた。 部屋に入れて少し話したあと、「あした暇なら遊ぼうよ」と誘われたが、次の日も教習があったので断った。 それが間違っていたのかと、今でも考えるときがある。 次の日、教習を終えて自宅に帰ると、その彼女と共通の友達が自宅前にいた。 そいつから告げられた言葉は、「あいつが事故に遭ったんだ」。 わけが分からなかった。まったく理解できなかった。 そいつにひっぱられて病院へ行くと、グループで遊んでいたいつものメンツが揃ってた。 その中にいた、俺より2歳下の女の子が駆け寄ってきた。俺にしがみついて泣いている。 もちろん彼女の両親もいた。泣いているおばさんを、おじさんが抱いていた。 何も言われなかったが、やっと状況が飲み込めた気がした。 続きを読む