22日放送のバラエティ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)では、読み聞かせ絵本を特集。「絵本に教育を求めるな」という考え方に納得の声があがっている。 ■出版不況の中、絵本が売れる時代 番組には今回、自宅に1,500冊の絵本を持つ主婦、内田早苗さんがゲスト出演。「絵本業界に今問題が起こっている」と話す。その問題とは、絵本ビジネス拡大によってストレスを抱える親が急増していることだという。 本がなかなか売れない出版不況と呼ばれる昨今だが、児童書だけが右肩上がりで売り上げが増加。若槻千夏やキングコングの西野亮廣といった有名人の描いた絵本もヒットしているそう。 そして、年間約2,000冊の新作が発売され、絵本を教育に使いたい親たちがどれを選べばよいか悩んでストレスを抱えていると紹介された。 ■「絵本は子供と楽しむもの」と主張 そうした現状に対し、内田さんは「絵本に教育を求めるな! 絵本は子供とただ楽しむもの」と主張。「親は絵本を遊びや道徳の効果を求めたがるが、効果を期待しての絵本選びは間違っている」と考えているそうだ。 マツコは「押しつけがましくなりがちなところはあるわね、親の思いをね」と同意。「絵本はしつけには効かない」と話す内田さんの意見に、「なんとなくわかります」と、収録に立ち会った中学1年生の息子を見て深く頷いた。 ■ネットでは共感の声が相次ぐ 今回の放送で、内田さんが話した「絵本に教育を求めるな」という考え方に、ツイッターでは共感の声があがっている。 その中では、作詞した楽曲『あたしおかあさんだから』が「母親に自己犠牲を強いている」などと炎上した絵本作家、のぶみ氏の名前を出すコメントも見られた。 ■思い出の絵本がある人の割合は? しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,353名を対象に「絵本」について調査を実施。その結果、全体のおよそ2割の人が「思い出の絵本がある」と回答した。 今回、内田さんが話した「絵本に教育を求めるな」という考え方。それは、「この絵本を読み聞かせたら、こんな効力がある」など難しく考えず、親子で楽しむことが結果的に良い影響を及ぼすということだろう。 2019/1/23 15:30 しらべぇ https://netallica.yahoo.co.jp/news/20190123-25834353-sirabee 続きを読む