転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1547981212/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/01/20(日) 19:46:52.13 ID:Z97Lp6tnO 逸見「ああ……、」 逸見「あの頃は寮生活だったのよね。私もみほも、最初の訓練で成績よくて幹部候補生だったから、同室だったのよ」 逸見「で、同じ部屋で寝泊まりしてると何となく気付いちゃうのよね。ちょっとした仕草とか、座り方とか。着てる服とか、あと視線みたいなのとかで」 逸見「て言うほど、確信は持ってなかったんだけど」 逸見「それで、ああ、やっぱりレズビアンなのねって、お互い分かる時が来て」 逸見「その上で、みほって、もしかして私のこと好きなのかな? って強く思うことがあったのよ」 逸見「本当言うと、あんまりタイプじゃなかったんだけどね」 逸見「私のタイプって、もっとこう、頼れるお姉さんみたいな感じなのね」 逸見「まあ究極、うちの姉なんだけど、まあ実の姉妹だったし、そもそも血縁だし、それは無いなって思ったのが、家を出た理由のひとつなんだけど」 逸見「まあ私もみほも今より若かった、というか幼かったし、そんなに近くに同じ性的指向の人がいたの初めてで、浮かれていたのよね」 逸見「私もまあ、よく言う、恋に恋してたってことなのよ。恥ずかしいからあんまり認めたくないけれどね」 逸見「それで付き合うことになって、何せ同じ部屋で寝泊まりしてるから、というか私の方がかなり肉食系だったから」 逸見「何日もしない内に、そういうことをする夜があってね」 逸見「って、この話かなり恥ずかしいんだけど」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/01/20(日) 19:55:17.52 ID:Z97Lp6tnO 逸見「で、」 逸見「結論から言うと、うまくできなかったのよね」 逸見「どうしてあげればいいのか……、いや、たくさん本とか漫画も読んでたし、人の話も聞いてたから、知ってはいたんだけどね」 逸見「むしろどう”してもらえば”いいのかが分からなくてね」 逸見「あの子は、素直に触れてくれたし、ていうか、いま考えると彼女なりに一生懸命、すごく丁寧にトライしてくれてたんだと思うんだけど、私が全然気持ちよくなれなくてね」 逸見「私はこんなに頑張ってるのに、どうしてこの子は私のこと気持ちよくしてくれないんだろう? って」 逸見「やる気あるのかしら? って。……おかしいでしょ。でも笑い事じゃないのよこれが」 逸見「もしかしてしたくないのかな、無理させちゃったのかな、私のこと嫌いなのかなって」 逸見「いやそもそも私は本当にレズビアンなのかな? とまで思っちゃって」 逸見「女の子に何をされても私は感じないのかな? って」 逸見「でもそんなはずはないなあと、ぼんやりとした確信があって」 逸見「それでだんだん頭に来てね」 逸見「カーっとなって、何もできなくなってしまって」 逸見「…………」 逸見「……それで、まあ、そんな感じで、私達の初めての夜は、恐ろしく気まずい夜になっちゃったのよね」 4: 3を上げ直してみる 2019/01/20(日) 20:01:16.64 ID:Z97Lp6tnO 逸見「……でまあ、そのあと考えてみて、いろんな人とも話してみたんだけど」 逸見「やっぱり原因は私にあったかもしれないのよね」 逸見「私って、子供の頃にちょっと変な性の目覚め方しちゃったせいで、それでビアンになったのかもなって思ってるんだけど」 逸見「おかげで、結構たくさんオナニーするのね。もう毎晩ね。人がそばにいてできない時は、トイレとかでね」 逸見「で、そのオナニーがすごく変だから、だからみほとする時に、あんまりにも違ってしまって、それで気持ちよくなれなかったのかもって」 逸見「……しれないなって、そんな話になってね」 続きを読む