転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1547822704/ 1 : ◆WO7BVrJPw2 2019/01/18(金) 23:45:04.66 ID:pSLCOGdy0 ――夏の終わりのある日・事務所 モバP(以下P)「なんだって?」 渋谷凛「もう一回言うよ。連れていってほしい場所があるんだ」 P「なんだ藪から棒に」 凛「訳は話すけど、ちょっと長くなる」 P「連れてけって、なんか遠い場所なのか」 凛「遠い……うん、そうだね、多分ちょっと遠い」 P「要領を得ないな」 凛「都内でも大丈夫だと思うんだけど」 P「それなら自分でいけるだろう」 凛「うーん、ちょっと難しいかな。あと、保護者も欲しい」 P「普通親御さんに頼まないか、そういうの」 凛「いや、いろいろ吟味した結果、プロデューサーが適役なんだ」 P「……よくわからん」クル 凛「あ、ちょっとこっち向いてよ」 P「こう見えても忙しいんだぞ。お前だってレッスンあるだろ」 凛「……」 2 : ◆WO7BVrJPw2 2019/01/18(金) 23:46:05.18 ID:pSLCOGdy0 P「プライベートで遊びに行くにしても、誘い方って言うのがあるだr」 凛「ねぇ」ギュッ P「おわっ」 凛「お・ね・が・い」フゥッ P「おぉぅ……耳に吹きかけるな!」バッ 凛「こっち向いてくれたね」 P「はぁ……何だよ、遊びなら他の人誘えって」 ガチャ 大和亜季「いえ、P殿。私からもお願いしたいであります」 P「亜季? んー……」 凛「本気でお願いしたいことなんだ」 P「遊びじゃないのか。……わかった、話を聞こう」 凛「ん、ありがと」 P「場所変えるか」 凛「アシストありがとう」 亜季「援護射撃任務完了であります」ニパッ 3 : ◆WO7BVrJPw2 2019/01/18(金) 23:46:43.35 ID:pSLCOGdy0 ――会議室 凛「前にプロデューサーが持ってきてくれた仕事、あるよね」 P「えーと、凛は特に多いからなぁ……亜季も一緒ってことは、今度の新曲だな」 亜季「それであります」 P「そうか。……にしては、乃々が足りないようだけど」 凛「そこが本題」 P「またレッスンから逃げた?」 凛「違うよ、そんなことしない……最近は」 P「そうだな。机の下にもいなかったし」 亜季「先日、P殿より頂いたインストと歌詞でありますが……あれを三人で視聴していて……」 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ♪~ 凛「すごく、なんていうんだろう。メロディが綺麗だよね。星空みたい」 亜季「間奏の電子音が心地いいでありますな」 森久保乃々「こ、こんな曲を……あぅ……」 亜季「怖気づいてしまいましたか乃々殿! ですがこれもP殿のオーダー、立派に遂行してみせましょうぞ!」 乃々「そのテンションはむーりぃー……」 凛「それで、この曲に合わせる歌詞が」 凛「……」 亜季「……」 乃々「……」 続きを読む