転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1411203550/ 1: ◆N6lJLiA4SQ 2014/09/20(土) 17:59:10 ID:XIMdwhTE ベジータ「なんだ、そのラーメン二郎というのは?」 トランクス「ネット界隈で話題になっているラーメン屋ですよ。ついにここ西の都にも出店してきたみたいですね」 ベジータ「たかがラーメン屋だろう。何をそんなに夢中になっているんだお前は。くだらん事に気をまわしている暇があったらトレーニングをしろ。ナンパにうつつをぬか す悟天のようになりたいのか?」 トランクス「これでもカプセルコーポレーション次期社長として世間の情勢の勉強まっ最中なんですよ。強くなるだけじゃ会社のトップになれませんよ」 ベジータ「フン、くだらん。俺は強くなるだけでサイヤ星の王子になったぞ」 トランクス(父さんの場合はただの血筋でしょう・・・・・・) 2: ◆N6lJLiA4SQ 2014/09/20(土) 18:02:47 ID:XIMdwhTE トランクス「聞くところによるとラーメン二郎とはただのラーメン屋にあらず。あれはラーメン屋に化けた戦場だと──」 ベジータ「なにっ!?戦場だと!?」 トランクス「『二郎の常連客、通称ジロリアンとよばれる者たちがロットを乱さずラーメンとも形容しがたい怪物をいかに食すか、日夜絶えずバトルが繰り広げられている 』と書かれていますね」 ベジータ「・・・・・・ふん、それならば行ってやらんでもない」 トランクス(えっ、別に父さんは誘ってないんですが・・・・・・) 3: ◆N6lJLiA4SQ 2014/09/20(土) 18:07:41 ID:XIMdwhTE ベジータ「・・・・・・それでなぜ貴様までいる?」 悟空「いやあ、悟飯が研究のため西の都に行くっつうからよ。暇つぶしについてきてみたら、おめえたちが二郎に行くっていうからさぁ」 悟飯「僕ら住む東の439地区にはラーメン二郎がありませんでしたから。トランクスから西の都に出店したと聞いてこれは行ってみようかと思いまして」 ベジータ「貴様ら、のんきそうに言っているが二郎がどんな所か分かっているんだろうな?」 悟空「よく知らねえけどすげえ食わせてくれるラーメン屋なんだろ?悟飯が言ってたぞ」 ベジータ「フ・・・・・・甘いな、カカロット。貴様は二郎のことを何も分かっていない」 悟空「はあ?」 ベジータ「二郎とはただのラーメン屋ではない。『ろっと』を乱さずいかにラーメンとも形容しがたい化物を食すか、その目的のためにさながら俺達ジャンプ漫画のごとく 『ろったー』達によるバトルが繰り広げられる死ぬか生きるかの戦場。それこそがラーメン二郎なのだ!」 悟空「へえ~、ベジータは詳しいなあ」 トランクス(・・・父さん、オレから聞いた情報の受け売りな上に尾ひれまでつけちゃってる) 悟飯「なんだかいろいろルールが厳しそうですけど、僕らのような初心者が行って大丈夫ですかね?」 トランクス「あ、それは大丈夫ですよ。オレがネットから仕入れた情報をメモしておきましたら。分からなくなったらそれを参考にしましょう」 悟空「ま、オラは腹いっぱい食えればそれでいいけどな」 ベジータ「カカロット!貴様との長年の勝負、二郎で決着をつけてやるから覚悟しろ!」 4: ◆N6lJLiA4SQ 2014/09/20(土) 18:10:44 ID:XIMdwhTE ラーメン二郎西の都店前 悟飯「あれかな?なんか凄く人が並んでるけど・・・・・・」 悟空「うわ~、20人くらいいるぞ」 ベジータ「どういうことだトランクス!すぐに入れるのではなかったのかっ!?」 トランクス「・・・ええと、メモによると『行列は当たり前。並ぶ間に今日の腹具合と相談しつつ戦略をたてるのがジロリアンの心得』とありますね」 ベジータ「くそっ、俺は今すぐにでも闘ってやってもいいのに!」ギリギリ 悟飯「でも見ていたらどんどんお客さんが入っていきますよ。案外すぐに入れるんじゃないかな?」 トランクス「これくらいの並びなら一時間くらいで入店できるみたいですよ」 悟空「早く食いたいなあ。オラ腹が減って腹が減って力がでねえ」 ベジータ「呑気な奴だな、カカロット。いずれ二郎で地獄をみるのだから今のうちにいい夢でも見ていやがれ!」 トランクス(父さん、何しにいくかわかっているのかな・・・・・・) 5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/20(土) 18:11:13 ID:e.GDpU4o この面子余裕で完食しそう 続きを読む