762: 19歳二浪 2008/10/19(日) 22:03:28 ID:W50DVcQi 私は自分勝手である。 私は短気である。 私は実年齢より10歳はガキである。 そんな私の信条は「後悔しないように生きる」だ。 一年前。 親父はそのさらに前年から仕事で年に数回しか帰ってこない。 宅浪の私は母に押し潰されそうだった。 小学校高学年からか、中学時代からだったか。 母は、友人のいない私を殺人犯と同列扱いしてこき下ろすようになった。 必ず父のいないところで。弟、妹が聞いてるなんてことは気にしない。 私のなけなしの自尊心は、六、七年かけてじりじりと削り取られた。 勉強なんかそっちのけで、ファンタジーの小説をむさぼるように読んだ。 心の成長を意識的に封印するよう努めた。 現実から逃げたかった。 部屋中に水を撒かれたこともある。 持ち物を窓から捨てられて、次の早朝に拾いに行ったこともある。 些細なことから酔った親父の怒りを買い、土下座させられたこともある。 「お前なんか嫌いだ」と面と向かって真顔で言われた高二、父への信頼は崩れた。 幼稚園の頃から塾に通っていた。それが何のためなのか。 自分は両親の学力コンプレックス克服のための道具でしかないのだと思い知った。 何のために生まれてきたのか分からなかった。 続きを読む