138: ルガー大好き 昭和20年8月14日の御前会議での昭和天皇の御言葉 「反対論の趣旨はよく聞いたが、私の考えはこの前言ったことに変わりはない。 私は、国内の事情と世界の現状を充分考えて、これ以上戦争を継続することは 無理と考える。 国体問題についていろいろ危惧もあるということであるが、先方の回答文は悪意を 持って書かれた物とは思えないし、要は国民全体の信念と覚悟の問題であると 思うから、この際先方の回答を、そのまま、受諾してよろしいと考える。 陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領ということは堪えがたいことである ことも良くわかる。 国民が玉砕して君国に殉ぜんとする心持も良くわかるが、しかし、私自身はいかに なろうとも、私は国民の生命を助けたいと思う。 この上戦争を続けては、結局我が国が全く焦土となり、国民にこれ以上苦痛を なめさせることは、私として忍びない。 この際和平の手段にでても、もとより先方のやり方に全幅の信頼をおき難いことは 当然であるが、日本が全くなくなるという結果に比べて、少しでも種子が残りさえ すれば、さらにまた復興という光明も考えられる。 私は、明治天皇が三国干渉のときの苦しい御心持ちをしのび、堪えがたきを堪え、 忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う。 続きを読む