転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451866572/ 1 :黒猫 ◆7XSzFA40w. 2016/01/04(月) 09:16:12.47 ID:Zb35fACE0 結衣「あっ、ゆきのん。それにヒッキー。 明けましておめでとうございます」 雪乃「こちらこそおめでとうございます、由比ヶ浜さん」 八幡「おめでとさん」 結衣「ゆきのんたちは一緒だったんだね」 八幡「あぁそうだな。駅から一緒に来た」 結衣「そっか。うん、偶然会う事もあるよね。 …………で、さ。ここの喫茶店。雰囲気よさげだよね」 雪乃「えぇ、ここの紅茶は色々な種類の茶葉がそろえられていて、 何度来ても楽しめるのよ」 結衣「そっか。ゆきのんは常連さんなんだね」 雪乃「そうね」 八幡「なんて上等なことを言っているみたいだが、 いつも飲んでいるやつは決まっているじゃないか」 雪乃「……そうだけれど。でも、試飲程度には他のも飲んでいるわ」 八幡「どうせ人に頼ませて、 一口味見させてねって感じで飲んでいるだけだろ?」 雪乃「それのどこが悪いと言うのかしら?」 八幡「いや、全然」 雪乃「なら問題はないわね」 結衣「そうだよ。女の子は色んなのを食べてみたいのっ。 だから一口貰って交換こするのは悪いことじゃないんだって」 八幡「ま、本人たちがいいって言うんなら別にかまわんよ」 雪乃「そろそろ中に入りましょう。いつまでも店の前に立っていると 他のお客の迷惑になるし、それになによりも寒いわ」 結衣「そだね。早くはいろっ」 2 :黒猫 ◆7XSzFA40w. 2016/01/04(月) 09:16:47.73 ID:Zb35fACE0 雪乃「ダージリンのセカンドフラッシュとアッサムのセカンドフラッシュ。 アッサムはミルクティーで。 それにミックスサンドとデニッシュソフトをお願いします」 店員「デニッシュソフトの方は二等分でよろしいのでしょうか?」 雪乃「えぇ、そのようにお願いするわ。由比ヶ浜さんは何を注文するのかしら?」 結衣「あっ、ええと、ゆきのんと同じのでいいかな。 あたしあまり紅茶には詳しくないし」 店員「ではダージリンのセカンドフラッシュでよろしいのでしょうか?」 結衣「えっ、はい。それお願いします」 店員「お食事の方はいかがいたしましょうか?」 結衣「じゃあミックスサンドで」 店員「デニッシュソフトの方もでしょうか?」 結衣「えっと、じゃあそれも」 八幡「やめとけ。一人で食べるには多すぎる。 ミニサイズにしないと食べきれないぞ」 結衣「そなんだ。じゃあミニでお願いします」 店員「では、しばらくお待ちください」 結衣「あれ、ヒッキーのは?」 八幡「俺か? もう注文してあるから問題ない」 結衣「そう?」 3 :黒猫 ◆7XSzFA40w. 2016/01/04(月) 09:17:35.29 ID:Zb35fACE0 結衣「ゆきのん。誕生日、おめでとうっ」 八幡「おめでとさん」 雪乃「ありがとう」 結衣「これ、プレゼント。気にいってくれれば嬉しいんだけど」 雪乃「由比ヶ浜さんが選んでくれたんですもの。それだけで十分嬉しいわ」 結衣「うんっ」 雪乃「開けてもいいかしら?」 結衣「どうぞ、どうぞ。………………あれ? ヒッキーは?」 八幡「俺はすでに渡した」 結衣「そなんだ。でも、せっかく誕生日パーティーひらいているんだから、 ここで渡してほしかったなぁ」 八幡「今渡したら俺が何を選んだか周知の事実になってしまうだろ。 なんで羞恥プレーをしなきゃならん」 結衣「べつにいいじゃん。減るわけじゃないんだし」 八幡「俺のライフが削られるだろ」 結衣「そんなの大したことじゃないって」 八幡「いいんだよ。こういうのはプレゼントを受け取る側が満足できればいいんだから。 ほかの周りのギャラリーまでもてなす義理はない」 結衣「んっもう。でもゆきのんが喜んだんならいっか」 雪乃「そうね」 結衣「ん? ゆきのん、ペンダントなんてしてたっけ?」 雪乃「これね」 結衣「あっ、勝手に触ろうとしてごめんね」 雪乃「いいのよ」 結衣「うん、でもゆきのんが大げさに避けようとしたから焦っちゃった」 続きを読む