転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1543852006/ 1: ◆i87l2l04yU 2018/12/04(火) 00:46:47.06 ID:4cd+hI/p0 花騎士SS ナズナ「団長様は酷い人?」 の続きとなります 2: ◆i87l2l04yU 2018/12/04(火) 00:53:38.53 ID:4cd+hI/p0 ナズナ「だ、団長さま」 団長「んっ?」 ナズナ「きょ、今日の夜・・・一緒に少し飲みませんか?」 団長「珍しいな。ナズナから飲みの誘いなんて」 ナズナ「はいっ。で、いいですか?」 団長「そうだな。問題は何処で飲むかだが」 ナズナ「わ、私の部屋で飲みませんか?」 団長「ナズナの部屋で?それはマズイだろう・・・執務室でならいいが」 ナズナ「わかりました。では夜に」 団長「ああ」 ナズナ「うぅ・・・上手く聞けるでしょうか」 3: ◆i87l2l04yU 2018/12/04(火) 00:58:38.33 ID:4cd+hI/p0 夜 コンコン ナズナ「失礼します」 団長「どうぞ」 ガチャ ナズナ「お待たせしました。色々と作ってきました」 団長「おっ。ありがたい」 ナズナ「あ、後これを」 コトッ 団長「置物?」 ナズナ「は、はいっ。可愛いですよね?このオブジェ」 団長「綺麗だなー。じゃあ俺はとっておきのヤツを出すか」 ガチャ ナズナ(ば、バレてませんよね) ナズナ(あの置物・・・魔力が込められていて離れてても執務室が見れるなんて・・・) 団長「えーっと・・・あった、こいつだ」 スッ 団長「前に騎士団の集まりで当たった希少な酒、らしい。何時飲むか迷ってたがちょうどいいな」 ナズナ「いいんですか?」 団長「飲まないよりはいいだろう」 4: ◆i87l2l04yU 2018/12/04(火) 01:13:21.84 ID:4cd+hI/p0 別室 クチナシ「あ、あれは希少な幻のお酒!団長様が持ってたなんて!」 ホップ「むぅ・・・ナズナだけズルいぞー!」 カトレア「静かにしてなさい」 スノードロップ「始まるみたいですよ」 アネモネ「・・・」 ジー サボテン「ドキドキ・・・してきた」 執務室 団長「ほらっ」 トクトク ナズナ「す、すいません」 団長「気にするな。ナズナには団長になった日から色々と助けてくれたしな。乾杯」 チンッ ナズナ「乾杯です。あの頃は大変でしたねぇ。それが今じゃ大所帯ですね」 団長「あはは・・・そうだな。最初は俺が団長なんて出来るか不安だったが」 ナズナ「頑張ってたじゃないですか」 団長「・・・そうか?最初はがむしゃらに頑張らなきゃって思ったしな」 ナズナ「・・・」 団長「年頃の女の子やまだ遊びたいざかりの子だっていて・・・男は俺だけ。皆にはどう接していいかわからなかったな」 カラン ナズナ「そうだったんですか?」 団長「当たり前だろ。避けられたり色々と文句を言われるんじゃないかってヒヤヒヤしたなぁ」 団長「指揮の勉強、各国家との王室での付き合いに執務、花騎士のメンタル管理とか・・・最初は逃げ出そうとか考えてた」 ナズナ「そんなに・・・」 続きを読む