転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534771834/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/20(月) 22:30:35.06 ID:JlksAPHm0 ちゅんちゅん 海未「ん…んん…」 朝日が眩しい。こんな清々しい朝はどれくらい振りだろう。ここの所部活の練習も厳しかったし生徒会の仕事も日舞の稽古もと色々重なってたから。 海未「朝ですか…。ふっ…ふふっ…ふふふっ…ふふふふ。どうしましょう。学校に行きたくない」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/20(月) 22:44:38.50 ID:JlksAPHm0 海未「学校に行きたくない。行きたくないです」 仕方ない。 海未「そう。仕方ないんです。疲れていたんです」 そう、私は疲れていた。 だから、あんな事を…。 海未「どうしてあんな事を…」 後悔したって仕方ない。皆んなはきっと気にしてないし。私の日常が変わる訳でもない。 海未「そうです。気にし過ぎです」 バシャ。 顔を洗う。昨日の記憶を一緒に洗い流す。スッキリとして鏡を見る。そこには昨日の朝と同じ私が居たーーーーー。 そう。昨日の『朝』と同じ私が。 海未「よしっ」 もう大丈夫。昨日は終わり。そして今日が始まるのだ。 バシャ。 私はもう一度だけ顔を洗い鏡を見る。 そして… 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/20(月) 22:49:38.76 ID:JlksAPHm0 海未「あぁぁぁぁぁぁぁ」 また思い出す。 海未「どうして私はあんな事を…」 何度洗い流そうともそれはやってくる。 やはりーーーーー 昨日の私も私なのだから。 そう。昨日の私、今の私、未来の私。全てが私なのだから。 そうーーーーー 私なのだから。 続きを読む