転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1544319529/ 1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/12/09(日) 10:38:50.13 ID:HCZZqscro 独自の設定となっております。 短いです。 続きものです。 奈緒「晶葉がぼんやりしてる」 奈緒「晶葉がコーヒー飲んでる」 よろしくお願いします。 2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/12/09(日) 10:39:21.75 ID:HCZZqscro 奈緒「よう晶葉。珍しいな、宿題か?」 晶葉「いや違う、というわけでもないか。ある意味宿題とも言える」 奈緒「なんだよ歯切れが悪いじゃないか」 晶葉「学校のものではないということだよ」 奈緒「仕事関係ってことか。忙しいのはいいことだな」 晶葉「ふふん、嬉しい悲鳴だよ。研究時間が削られてしまうのは一長一短だがね」 奈緒「いやまあ話は聞いてたけどさ、実際にイタズラ組をテレビで見てびっくりしたよ」 晶葉「とはいえ奈緒さんの功績でもあるじゃないか」 奈緒「テキトーに呼んだ名称が正式採用されてしまったことを功績と呼ばないでくれ」 晶葉「わはは、奈緒さんは照れ屋だな」 奈緒「で、ノート開いて何を悩んでたんだ?」 晶葉「いやあ、その、堂々と口にするのはちょっと恥ずかしいのだよ」 奈緒「なんだなんだ本当に珍しいじゃないか」 晶葉「実はだね、歌詞を書いていたんだ」 奈緒「歌詞ィ!?」 晶葉「うむ。いいリアクションをありがとう」 奈緒「なんだよCDデビュー決まったのか! よかったじゃん!」 晶葉「いや?」 奈緒「えっ?」 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/12/09(日) 10:39:56.11 ID:HCZZqscro 奈緒「ちょっと待て、じゃあお前なんで歌詞書いてんの?」 晶葉「麗奈の立案によるものだ」 奈緒「説明をくれ、過程がわからん」 晶葉「うまく行けばいずれ曲を出せるからな、ならば先に作詞をしようということになったのだ」 奈緒「“ならば” の部分がよくわかんないけど、いずれ来るCDデビューに向けて頑張ってるわけだ」 晶葉「そして我々がいくら仲良しとはいっても作詞なんて照れくさくて話し合ってできるはずもない」 奈緒「あー、だからそれぞれに分かれて一人で考えてるってことな」 晶葉「もちろんこれもイタズラの一環として捉えてもらって構わないぞ」 奈緒「その必要なくないか?」 晶葉「そんなことはないぞ、助手がびっくりするだろうからな」 奈緒「そりゃ匂わせてもいないところにいきなり新曲の歌詞もってこられたら驚くわ。しかも三つ」 晶葉「さらにはどれもタイプが違っているだろうからな。より取り見取りというやつだ」 奈緒「麗奈とほたると、晶葉かぁ……」 晶葉「ん? どうしたんだ?」 奈緒「いやどんな歌詞書いてんのかなと思って。晶葉は?」 晶葉「え、あ、気になる、気になるか? わはは、まあ奈緒さんならやぶさかではないが」 奈緒「微妙にテンション上がってんの気になるけど、たとえばタイトルとか決まってんの?」 晶葉「螺子式狂詩曲、だ。全部漢字だぞ」 奈緒「怖ぇよ」 晶葉「そんな!? ネジはあんなに優秀なのに!」 奈緒「晶葉、アイドルで中学生のお前がつけていいタイトルじゃないんだよそれ」 晶葉「なんということだ……、完全に想定外だ……」 奈緒「こりゃ考えなおしだな、止められてよかった」 晶葉「待ってほしい、奈緒さん。実は第二候補も考えてはいたんだ」 奈緒「すでに不安だよ、第一候補があれだったからな」 続きを読む