転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1425929062/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/03/10(火) 04:24:22 ID:68/hwQP6 「はい、もしもし。どうしました、プロデューサー?……えっ、春香が!?」 ――ああ。春香には千早には内緒に、と言われていたがな。そういう訳にはいかないと思って。 「当たり前です!私、すぐに日本に帰ります。チケットの手配を……!」 ――落ち着け、千早。きっとそういうと思った。だがそれはなしだ。 「そんな!春香が大変なときに、レコーディングなんてできません!」 ――信じてくれ。千早が春香を想うように、俺たちも春香を想ってる。みんな春香の為に動いてる。 「……わかりました。プロデューサーを、みんなを信じます。春香のこと、よろしくお願いします。」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/03/10(火) 04:25:18 ID:68/hwQP6 Tttttt…… Tttttt…… Tttttt…… 「春香、出てくれないわね。」 当然かしら、私も同じだったものね。 あのときの春香も、同じ気持ちだったのかしら。 それでも、何度も扉を叩いてくれて。 いいえ、春香だけではないわ。 みんな、私の為に動いてくれて。 みんななら、きっと春香を任せても大丈夫。 そう信じられる。 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/03/10(火) 04:25:55 ID:68/hwQP6 もし私が、今海外にいなければ。 プロデューサーが止めなければ。 私は、あなたと同じことをしたでしょうね。 なのに、私には何もできない……! ここで、祈ることしか! 続きを読む