転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446238445/ 1: ◆Aga54ex0sSKw 2015/10/31(土) 05:54:05.86 ID:Z0E5kyRCo 水族館から帰って、少しベッドの上で変なポーズでスマホをいじっていたら急に部屋が光って気づいたら変な子供に囲まれていた。 八幡(おいおい、なんだよこれ、誰だよ、てかなんだよこれ。) 八幡(周りとか見覚えないし…というか俺、部屋にいたよな…) フロン「エ、エトナさんっ!なんかゾンビが呼び出されちゃいましたよっ!」 シシリー「わぁい!目とかすっごい怖いよ!」 エトナ「あー…まぁ殿下は新しい下僕を呼べって言ったわけだし、こんなのでもいいでしょ別に」 ジェニファー「ねぇゴードン、ラハールちゃんは超魔王バール級の有能な部下が欲しいって言ってなかったっけ?」ヒソヒソ ゴードン「HAHAHA!!バールはラハールくんでも勝てないくらい強い魔王なのだろう?そんなの無理に決まっているだろうジェニファー!」ヒソヒソ エトナ「どこにもいないような部下を連れてこいじゃなかったっけ?まぁいいでしょこれで」 シシリー「お兄ちゃん、褒めてくれるかな?」 フロン「ゾ、ゾンビじゃあお城に何人かいますからどうですかねえ」 エトナ「まっ、とにかく殿下のとこに連れてこ、行くよアンタ」 八幡「え、あー、まぁその…なんだ」 エトナ「何よ、ぶっ殺すわよ」 八幡「…なんでもない」 八幡(なんでこんなに怖え目できんだよ、声は可愛いのに。一瞬体が動かなくなったぞ…恐怖で) 八幡(話出来そうなまともなやつ…いないな…) 八幡(まぁどうせ夢…だろうし、ついていけばいいか) 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/31(土) 06:17:25.31 ID:Z0E5kyRCo 魔王城、玉座の間 ラハール「貴様ら…!俺様をおいて何をしていた!」 エトナ「殿下が新しい下僕欲しいって言ったじゃないですかー、召喚してきましたー」 シシリー「すっごく目が怖いんだよ!召喚に疲れちゃって私少しへろへろだけど…」 ラハール「う、うむ、なら少し休んでいていい、よくやった。…してその召喚されたのはどんな奴だ?目が怖いとなるとドラゴンか…魔人か…それとも…」 エトナ 「そいつです」 ラハール「魔人か!?」 フロン「いえいえラハールさん、今の「そいつ」はラハールさんの言葉に言ったわけじゃないんですよ、ズバリ!この方です!」ユビサシ!! ラハール「んなっ!?なんだこいつは…こんな貧弱そうな雑魚を召喚してどうする、これならプリニーの方がマシだ!」 エトナ「いやー確かに何もできなそうですし、いわし一匹も払いたくないですねー」 フロン「エトナさん、ラハールさん、駄目ですよ?見かけだけで判断しちゃあ、ラハールさんだって魔王なのに良い人じゃないですか!」 ラハール「だ・れ・が!良い人だ馬鹿者!…とにかくそんなゾンビは別魔界にでも捨てて来い!!」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/31(土) 06:17:55.83 ID:Z0E5kyRCo 八幡「…さんざんな言われようだが、ここはどこなんだ?」 ラハール「っ!?こいつしゃべるのか!?」 エトナ「やだなー殿下、うちの者もしゃべるじゃないですかー」 ラハール「いやしかし俺様の下僕に比べて少し目が違うのでな…おい貴様!」 八幡「はい」 フロン「ぐぉおーとかじゃないです!すごいです!」 八幡(こいつらの下僕とやらは会話も出来ないのか・・・?) ラハール「貴様はどんな力を持つ?その目の濁り方からしてさぞや悪行を重ねてきたのだろう?」 八幡「いや、何もしていない、この目は生まれつきだ、気にしないでくれ」 シシリー「お兄ちゃん!魔本に書いてあったんだけど、それって魔眼の事じゃないかな?確か相手を操れる魔眼とか痺れさせる魔眼とかあるって読んだよ!」 エトナ「あー、もしかしたらあの巨乳セレブ女の家系ってことですかねー、これは掘り出し物ですよ、殿下!」 フロン「あぁ~、セラフィーヌさんのご家族の方でしたか、ラハールさん、エトナさん、失礼な事しちゃだめですよ?」 ラハール「関係ない!むしろあの女魔王の血筋ならばなおの事俺様の下僕にしてやる!」 八幡「なんのことだかわからんが本当に俺は何もわからん」 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/31(土) 06:19:06.64 ID:Z0E5kyRCo 八幡「ここはどこなんだ?なんで俺はここに来た?」 シシリー「ここはねー、魔王城だよ!」 ラハール「俺様の城だ!」 エトナ「クリチェフスコイ様の…いやー今は殿下の城で良いかー」 八幡「あー…魔王城ですか。」(すごい何言ってるかわかんね。) 八幡「それで、俺はどうしてここに…?」 フロン「それはですねー、ラハールさんがすごい部下が欲しいってわがままを言ったので…」 ラハール「わがままではない!!」 シシリー「私とフロンさんで魔法陣組んでー」 エトナ「あたしが条件を言って召喚したのよ」 ラハール「どんな条件を言えばこんな何も出来ない奴が召喚されるのだ!」 エトナ「やだなー殿下、寝る前に変なかっこして脳内ポエム垂れ流してる奴を探しただけですよー」 ラハール「馬鹿者!!そんな下僕誰も求めておらぬわ!」 エトナ「部下が欲しいっていうのは叶いましたね、殿下!」 ラハール「うるさいっ!!もうお前は黙っていろ!」 続きを読む