槙野智章は練習後、いつもメディアの前で立ち止まっては熱心に話をする。疲れていても立ち去らず、ときには記者たちを笑わせる。2009年に初めて日本代表に召集されたときから、その姿勢は変わらない。 答えが明快なのも特長だ。アルベルト・ザッケローニ監督時代には、監督が何をやろうとしていたか記者たちにわかりやすく解説した。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督時代は取材制限が多い中で、槙野は自分たちがやろうとしていることを要領よくまとめて伝えてくれた。 2010年、2014年のワールドカップではメンバーに入らず、2018年ロシアワールドカップではメンバー入りして大会直前までレギュラー組だったものの、本大会での出場はポーランド戦の1試合に留まった。 だが、監督としては、槙野の使い勝手はいいだろう。センターバック、サイドバックの両方をこなし、ヘディングも強い。ムードメーカーで、サブに置いていてもチームの雰囲気を壊すことはない。だからずっと招集される。しかし使ってもらえないのは、損な役回りではないだろうか。 http://news.livedoor.com/article/detail/15613496/ 続きを読む