転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1532557020/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 07:17:01.23 ID:FRT+znic0 (劇場の控え室。二人とも椅子に腰掛けて、このみが風花の相談を受けている) 風花「このみさん、聞いてくださいー。プロデューサーさんがまたグラビアのお仕事を取ってきちゃって…。」 このみ「よしよし。風花ちゃんも苦労するわね。わかったわ。私の方からプロデューサーくんにガツンと言っておいてあげる!」 (このみが立ち上がってPに直接抗議に行くようだ。風花は黄昏ている) 風花「はぁ…、いつになったら清純なイメージの役がもらえるのかな…。」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 07:31:50.87 ID:FRT+znic0 (劇場の事務室。小鳥は映像処理を、美咲は衣装作製に没頭し、Pはアイドルのスケジュールを確認しつつ、相手先に連絡している。そこに凄い剣幕のこのみが現れる) このみ「ちょっと! プロデューサー! 風花ちゃんに無理させすぎよ!」 (ドン、という音が鳴るほど強くPのデスクが叩かれ、小鳥と美咲は何事かと振り向いた。Pはビックリしている) P「ど、どうしたんですか、このみさん。いきなり」 このみ「風花ちゃん、泣いてたわよ!(大げさ)また苦手なグラビアの仕事だ、って。そもそもセクシーなら私が…」 (このみは不満そうだ) P「へ? いや、風花に話をした時はそんなことなかったんですけど…。おかしいな」 このみ「…どういうことかしら?」 (プロデューサーの反応が思っていたものと違い、このみは訝しんだ) P「とりあえず、席を移しますか。他の二人が仕事に集中できなさそうですから…」 このみ「コホン。わかったわ。…失礼しました。」 (小鳥と美咲に頭を下げて、事務室を出て行くこのみ。続いてプロデューサーが付いていく) 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 07:48:13.05 ID:FRT+znic0 (近くの喫茶店に移動した。コーヒーの香りが漂っている。朝食の時間でもないため、人は疎らだ) このみ「それで、どうして風花ちゃんにきちんとした仕事を回さないの?」 P「グラビアも立派なお仕事ですが…」 (そう言ったところ、このみの「そこは違う」といった迫力に気圧される。ご立腹のようである) P「俺もアイドルが本当に嫌がっているのなら、それをクライアントの意向を優先してまで仕事を取りません。信じて下さい」 このみ「私はね、プロデューサー。お姉さんとして、年下の子の悩みを聞いてきたの。風花ちゃん、困っていたのよ?」 P「それは演技ですよ、このみさん」 続きを読む