転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446567141/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 01:12:21.57 ID:3gl9F1zW0 注意書 ・文章がつたいところが多々あります。 ・原作未読でアニメのみです、キャラや設定に違和感を覚えてしまうかもしれません。 それでもよろしければお願いします 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 01:13:23.73 ID:3gl9F1zW0 某県 電車内 高校三年生になる前の春休み、俺はほとほと人間関係に疲れていた……雪ノ下や由比ヶ浜と分かり合えたと思えたら離れていく、そんな繰り返しの日常に少し嫌気がさしたのかもしれない。目下差し迫る受験に向け英気を養うのと慰安の意味を込めて俺はある山奥に秘湯を求めて日帰り旅行に出ていた………無論ぼっちで 窓の外の風景を見ながらゆるゆる考え事を続ける……学校の事、今まであった事、未来の事……自分探しの旅なんてらしくないと思ったがこういう時間も悪くないんだな。物理的に一人なる時間も人には必要なのかもしれない…こんな山奥の県になんてまず知人がいることはないだろう、秘湯を見つけてゆっくり疲れを癒すとするか… 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 01:14:13.64 ID:3gl9F1zW0 長かった電車の旅から解放され駅から出る…流石に山奥なので人がおらず寂れている…が、この空気も悪くな…… 陽乃「あれっ!?比企谷君じゃん!比企谷くーん!!」 物凄く聞き覚えのある声が聞こえたがここは知人になど会おうはずもない寂れた田舎で… 陽乃「なんで無視するかなー?こんな美人のお姉さんが話しかけてるのに」 と勢いよく俺の腕を掴む 八幡「うわっ……もう離してください……雪ノ下さん…」 陽乃「ほらやっぱ気づいてるじゃん比企谷君」 八幡「なんで雪ノ下さんがこんなとこにいるんですか?」 陽乃「それは…んー大学生らしく自分探しってやつ?」 嘘じゃなきゃ不思議な理由をふいてにこりと微笑む……うーんやっぱ画になる美人なんだよなぁ容姿はな 陽乃「ところで比企谷君は何でこんなと所にいるのかなー?」 八幡「ちょっと温泉に入りたくなって…」 陽乃「ふーん……てっきりらしくもなく自分探しの旅にでも出てると思ったよ」 さっきまで浮き世から離れて一人旅とか自分探しも悪かねーなと思ってた手前、気分から醒めてしまった 間髪入れずに冷水を浴びせかけるのやめてくれませんかね 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 01:14:44.65 ID:3gl9F1zW0 陽乃「ならさ一緒にいこうよ♪温泉♪」 八幡「えぇ……遠慮させてください」 陽乃「旅は道連れ世は情けだよ?」 心の療養のためにわざわざこんな田舎まで出張ってきたのにこの人といると疲れるんだよな… 陽乃「嫌そうな顔されると流石に傷つくなぁ~」ニコニコ 敏感なレーダーが危険信号をとらえた 八幡「はい…まぁ…行きましょうか…」 陽乃「うん!それじゃあ出発!」 続きを読む