転載元 : http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1541473123/ 1: 名無しで叶える物語(庭) 2018/11/06(火) 11:58:43.33 ID:jPP44DON もし貴女に会って全て伝えられる事ができるのなら今の私は何を言うのだろう それは叶えられない事だと分かっていても、私は心の中で貴女を思い出していた 真姫「凛…」 3: 名無しで叶える物語(庭) 2018/11/06(火) 12:01:36.28 ID:jPP44DON 凛と私は付き合っていた。高校を卒業し大学生になりお互いが就職したタイミングで同棲を始めた。 その時の私は研修医として忙しい日々を送っていた。朝は早く家に帰っても遅くまで勉強の毎日だった。凛はそんな私を支えるために苦手だっただろう家事を全てやってくれていた。そんな生活の中でも私は凛との関係に幸せを感じていた。 4: 名無しで叶える物語(庭) 2018/11/06(火) 12:06:45.78 ID:jPP44DON 凛と別れて何度目の秋だろう。 『別れた』という表現は正しくないかもしれない。凛はいなくなったのだ。 ある日仕事を終えいつもの様に家に帰るとそこに凛の姿は無く、代わりに机の上に「ごめんね。」と書かれたメモが置いてあった。 最初はなんの事か分からず買い物にでも行っているのだろうと思っていた。それこそ猫のように気が向いたら戻ってくるだろうと。だけど凛が戻ってくることはなかった。 続きを読む