転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433687101/ 1: ◆Hnf2jpSB.k 2015/06/07(日) 23:25:11.08 ID:iBL1VWWio 前の話 ↓ 【アイマス】踏み出す一歩 2: ◆Hnf2jpSB.k 2015/06/07(日) 23:26:12.80 ID:iBL1VWWio 仕事を取ると言ったものの、結局は足で稼ぐしかない。 これという策もなく、ただひたすらに営業に回る。 「最近、レッスンに顔出せてないなぁ」 理解はしてくれるだろうが、納得してくれるかどうか。 解決するには仕事を取ってくるほかない。 焦る気持ちを抑えながら、今日も外回りに精を出す。 3: ◆Hnf2jpSB.k 2015/06/07(日) 23:26:41.81 ID:iBL1VWWio ―――――― ―――― ―― 夕暮れが街を赤く染める中、レッスンスタジオの扉を開ける。 彼女たちはそれぞれにストレッチをしていた。 クールダウンをしているらしい、少し遅かったようだ。 「あれ?プロデューサーさん」 「みんな、お疲れ様」 「お疲れ様です、プロデューサー」 「お疲れ様ですぅ」 目ざとく反応した春香を皮切りに、挨拶を交わす。 本当は少しでもレッスンの様子を見たかったんだが。 4: ◆Hnf2jpSB.k 2015/06/07(日) 23:27:10.82 ID:iBL1VWWio 「今日も間に合わなくてごめん。……間に合っても大したこと言えないけど」 「プロデューサーさん、そういうこと言わないでください。こうして来てくれるだけでも嬉しいんですよ?」 「あ、あの、プロデューサーが私たちのために頑張ってくれてるの、知ってますから」 春香、雪歩にすぐさまフォローされる。 そして何とも言えない冷ややかな目で俺を見る千早。 --その後ろ向きになる癖、何とかしてください。呆れて物も言えません。 そう言われているようで。 なんだかこの一連のやり取りが定例化しつつある。 頼れる大人でありたいんだけどなぁ。 続きを読む