転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540160600/ 1: ◆SHmukQ/VZk 2018/10/22(月) 07:23:21.11 ID:h7e0EI4bo 「今日は……いい……ですよね……?」 時計を見ると、時刻は24時過ぎ 私の終電時刻はもう、過ぎていて 皆さんが帰った後も、2人でお酒を飲んで 期待して 「……美優さん、明日も仕事ですよね?」 そういうプロデューサーさんはこちらを向いてはくれません。 でも身体を震えさせて、期待してる。 私と……、同じなんですね。 2: ◆SHmukQ/VZk 2018/10/22(月) 07:23:52.72 ID:h7e0EI4bo 「それは……その、今日はあまりしないようにしますので……」 「それでこの前遅刻しかけましたよね」 「うぅ……」 プロデューサーさんも同じはずなのに、我慢してくれている。 それは分かっています、分かっているんです。 でも、目が会う度に微笑んでくれて 皆には分からないように、でも私には分かるように手を振ったり そんな小さな幸せをくれる度に もっと欲しいと欲張って、貴方に求めてしまう こんなふうに変わってしまったのは。 ……いいえ、変われたのは貴方のおかげなんですよ。 私は背を向ける彼にゆっくりと抱きつき、胸を押し付ける。 昔であれば恥ずかしかったこの行為も、貴方の為と思うと何回もやりたくなってしまう。 「ごめんなさい、でも……」 「……あぁもう、狡い人ですね」 「狡い人……」 それは、こっちのセリフなのに。 続きを読む