転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1540124949/ 1 : ◆x8ozAX/AOWSO 2018/10/21(日) 21:29:10.26 ID:ueo6A56r0 これはモバマスssです かなりの独自設定があります 2 : ◆x8ozAX/AOWSO 2018/10/21(日) 21:30:36.21 ID:ueo6A56r0 幼馴染 幼い頃に親しくしていた友達の事。 英語で書くと old playmate 同性・異性を問わない「友達」を指す。 けれど一般的には幼馴染という単語を聞くと異性の相手を思い浮かべる人が多く。 まぁ僕も異性の事を指す意味として使っている。 なぜ僕が月曜日の朝っぱらに布団から抜け出すよりも早く幼馴染について語っているのかと言えば。 それはもちろん、それに関するお話しをしようとしているからで。 で、今回もまた例に漏れず異性としての幼馴染の話になる訳だけど。 さて……と、本題。 美穂「……ぅうぅん……Pくん…………寝てません……寝てま……」 幼馴染である小日向美穂が、今日も今日とて僕の布団に潜り込んで眠っていた。 高校も二年生にあがりそこそこ慣れて来た五月の頭、第一週目の月曜日。 本日も当然の如く学校があって七時に掛けたアラームで目を覚ませば、隣には毎日見ている幼馴染の顔。 P「……まぁ、慣れてるけどさ」 小学校よりも前からの付き合いであるこいつは、朝に弱い。 なのに、何故か毎日朝早く僕の家に来る。 そしてバスが目の前で出発してしまうくらいの頻度で、僕のベッドで寝落ちする。 なぜ来る、ほんと、なんで来るんだろう。 P「……家で寝てればいいのに……」 かなり昔になんでくるの? と尋ねたところ、起こしに来てあげてるんですっ! とふんすふんすしながらドヤ顔で答えてくれたけれども。 小日向がその役目を果たしてくれたのはおそらく片手以上両手未満の回数と記憶している。 確かに中学あがりたての思春期入った頃はドキッとして目がぱっちり覚める事はあったが。 もう、うん、慣れた。 3 : ◆x8ozAX/AOWSO 2018/10/21(日) 21:31:09.29 ID:ueo6A56r0 ……さて。 いつまでもこのまま寝かせておく訳にもいかないだろう。 だって今日学校あるし。 僕も早く布団から出て着替えたいし、その為にも小日向を起こさないと。 だって今日学校あるし。 今日が祝日だったのならそのまま放置していくが、そう世界は都合よくできていない。 と、言うわけで。 ゆっくりと布団をめくって抜け出し、肩を揺すって起こしてあげよう。 そう、考えて。 P「…………げ」 なんと言う事でしょう。 めくった布団に巻き込まれ、小日向のスカートまでめくれ上がってしまっているではありませんか。 かつて灰色の生地に覆われていた太ももは肌色になり。 匠の意匠が凝らされた(であろう)下着が晒されるまであと数センチ。 P「……やっべ」 一旦布団を掛けてからもう一度めくるも、スカートはめくれ上がったままだった。 大丈夫だ、まだ下着までは見えていない。 しかし次小日向が寝返りをうってしまえば、おそらくアウト寄りのアウトになってしまう事間違いなし。 更にもし目を覚まされてしまえば、頬にはくっきり紅葉が作られ一足早く秋を堪能する事になってしまう。 ……僕が直すしか、ない。 大丈夫だ、まだ目を覚ます気配は無い。 小日向の眠りは深いから、少しスカートに触れたくらいじゃ目を覚まさない筈だ。 この部屋には僕と寝ている小日向しかいない。 誰にも見られる事無く、完全犯罪は成立する。 続きを読む