転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473078585/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/05(月) 21:29:45.85 ID:/6TGJVB60 ――おしゃれなカフェ―― <からんころーん 高森藍子「!」 藍子「加蓮ちゃーん! こっちですよ~っ」 北条加蓮「藍子。……あはは、テンション高いなぁ」テクテク 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/05(月) 21:30:23.86 ID:/6TGJVB60 ――まえがき―― レンアイカフェテラスシリーズ第32話です。 以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。 ・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「膝の上で」 ・北条加蓮「藍子と」高森藍子「最初にカフェで会った時のこと」 ~中略~ ・「北条加蓮と高森藍子が、静かなカフェテラスで」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「風鈴のあるカフェテラスで」 ・北条加蓮「藍子さんと」高森藍子「7月25日のカフェテラスで」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「暑い日のカフェで」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/05(月) 21:30:55.13 ID:/6TGJVB60 加蓮「やほ、藍子」 藍子「加蓮ちゃんっ。誕生日、おめでとうございます!」 加蓮「ありがとー。いきなり来たね」 藍子「今日は何があっても最初に絶対にこれを言うって決めていたんです。メールで言うのも我慢していたんですからっ」 加蓮「メール?」 藍子「ほら、日付が変わった時にメールを送るとか……それもいいかな? って思ったんですけれど」 藍子「やっぱり私、加蓮ちゃんに直接言いたくて。電話でもなくて、メールでもなくて。このカフェで言いたかったんです。おめでとう、って!」 藍子「加蓮ちゃん。誕生日、おめでとうございますっ」 加蓮「そっか……ありがとっ。やっぱりくすぐったいねっ」 藍子「くすぐったいんですか?」 加蓮「うん、すごくくすぐったい。もう身体がムズムズしちゃう。もうこうして言われるのも何回目か分かんないくらいなのに、まだ慣れてないのかなぁ……ふふ。私も難儀だね」 藍子「…………♪」 加蓮「弱点見つけたーって顔しないの。こら」ベチ 藍子「あたっ」 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/05(月) 21:31:24.02 ID:/6TGJVB60 藍子「加蓮ちゃん、こちょこちょとかに強そうだから」 加蓮「チャンスだって思った、と」 藍子「チャンスだって思っちゃいました」 加蓮「なら気合で克服しないとね」 藍子「……ふふ。加蓮ちゃんが気合で、ですか?」 加蓮「加蓮ちゃんが気合でです。キャラじゃない?」 藍子「色んなことに挑戦する加蓮ちゃんを見る方は、私は好きですよ。大好きですっ」 加蓮「そこ言い直す必要あった?」 藍子「ホントはここで、店員さんが誕生日のケーキを! ってできればよかったんですけれど……加蓮ちゃん、甘い物が苦手だから」 加蓮「気を遣わせちゃったかな」 藍子「ふふっ」 加蓮「ん? ……何その含み笑い。気になるなぁ、もう」 続きを読む