転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471858258/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 18:30:59.20 ID:XYNnJbeV0 ――おしゃれなカフェ(室内の席)―― 北条加蓮「モバP(以下「P」)さんとちょっと喧嘩しちゃったんだ」 高森藍子「喧嘩しちゃったんですか?」 加蓮「喧嘩しちゃいました」 藍子「喧嘩しちゃったんですか~」 加蓮「喧嘩しちゃったんです」 藍子「……え? 喧嘩しちゃったんですか!?」 加蓮「反応遅!」 藍子「もー、加蓮ちゃん、Pさんに何をやったんですか。そうだ、仲直りしなきゃっ」 加蓮「Pさんがやらかしたって選択肢はないの!?」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 18:31:28.03 ID:XYNnJbeV0 ――まえがき―― レンアイカフェテラスシリーズ第31話です。 以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。 ・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「膝の上で」 ・北条加蓮「藍子と」高森藍子「最初にカフェで会った時のこと」 ~中略~ ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「夏景色のカフェで」 ・「北条加蓮と高森藍子が、静かなカフェテラスで」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「風鈴のあるカフェテラスで」 ・北条加蓮「藍子さんと」高森藍子「7月25日のカフェテラスで」 お久しぶりです。 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 18:32:03.83 ID:XYNnJbeV0 藍子「あっ、店員さん。いつもありがとうございます」 加蓮「クリームソーダありがと。あれ、今日はクリーム多めだ。何かいいことあったの?」 藍子「私のアップルジュースも、少し多いような……」 藍子「え? ……私たちが来てくれることがいいこと、ですか? ふふっ♪ そんなに喜んでもらえるなんて、私も嬉しいです」 加蓮「露骨なことしちゃって。そんなに藍子のことが好きなんだね――いや真顔でこっち向かれても。ありがとね、店員さん」 ……。 …………。 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 18:32:33.77 ID:XYNnJbeV0 加蓮「ごくごく」 藍子「ごく……ごく……。それで、どうして喧嘩しちゃったんですか? 今ここにいても――」 加蓮「ぷはっ。大丈夫大丈夫。私が一方的に逃げてきたようなものだし」 藍子「ぜんぜん大丈夫に思えない……」 加蓮「んー…………」マゼマゼ 藍子「聞きますよ?」 加蓮「うん、話す。くっだんない意地を張っただけなんだけど」ゴク 加蓮「ロケに行く時にさ、藍子がそういえば言ってたなーって思いだして。真似って訳じゃないんだけどさ、時間もあったし良さそうなお店があったら一緒に寄っていきたいなー、ってことで、現場まで歩いて行くことにしたんだ」 藍子「ふんふん」ゴクゴク 加蓮「そしたらPさんずーっとスマフォ見てばっかで」 藍子「誰かとお話していたんですか?」 加蓮「ポケモン」 藍子「あぁ……」 5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 18:33:03.82 ID:XYNnJbeV0 加蓮「もうホント、ずっと見っぱなし」 藍子「そういえばみんなやっていますよね。学校でも友だちが、いつも楽しそうだったり、悔しそう――」 藍子「あ、今は加蓮ちゃんのお話でしたね」 加蓮「そのまま藍子の話に流れてもいいよ? ただの愚痴だし」 藍子「今は加蓮ちゃんの番ですから。私だって続きが気になっちゃいますもん」 加蓮「ただの喧嘩だってばー」 藍子「それで、どうなっちゃったんですか?」 加蓮「Pさんもハマってるの知ってたし人気なのも知ってるしさ、ちょっとくらいはって思ったんだけど、Pさん、私が話振ってもすっごいテキトーに流すの」 加蓮「ちょっとカチンと来ちゃって。あとはまぁ……なんか、なんとなく……ね?」 藍子「…………」ゴクゴク 加蓮「……お仕事はちゃんとできたよ、もちろん。でも……事務所に戻っても、ごめんって言えなくてさー」 加蓮「ねちっこいのは嫌いなんだけどね。……明日まで続いたらどうしよ」 加蓮「……いーや。私はPさんが謝ってくるまで待つって決めた! それまではここを一歩も動かないっ!」 藍子「ふふっ。私もお付き合いしますね」 続きを読む