転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1438261372/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/07/30(木) 22:02:52 ID:DNl.AyyI 国王「おい大臣、また勇者が戦死したと言うが、真か?」 大臣「ええ。同行していた女騎士が証言しております。加えて…」 国王「神託か?」 大臣「はい。司祭が第10代勇者の到来を託宣したそうです」 国王「もう9人もやられていたのか」 大臣「そうです。今回の魔王は前例のない程に強大な模様です」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/07/30(木) 22:03:27 ID:DNl.AyyI 国王「で、その10代目とやらは期待できるのか?」 大臣「隣国の勇者なので実力までは…ただ、中々の能力を持っているようです」 国王「ほう、それはどのような?」 大臣「退魔の力です。その身に触れる魔法をかき消し、弱い魔物なら触れるだけで消滅させるとされる」 国王「おお、先代魔王を討った勇者と同じ力か!よし!これで勝ったな!!」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/07/30(木) 22:04:04 ID:DNl.AyyI 半月後 大臣「第10代勇者の訃報が届きました!」 国王「は!?今日はエイプリルフールではないぞ!!」 大臣「冗談ではありません!同行していた女騎士が先程敗走してきました!」 国王「何が起きたら退魔の力が敗れるんだ!?」 続きを読む