416: 大人の名無しさん 02/10/18 11:35 ID:Trg10J2i このスレを呼んでいて、思わず涙が出てきた。 学生の頃付き合っていた彼女のことを思い出しててしまった。 当時、漏れは親のスネかじりの専門学生で彼女と同棲していた。 彼女とは高校からの付き合いだった。 その日、漏れは朝からバイトで寝ている彼女に悪いと思い、 ろくに声もかけずに出かけてしまった。思えば、ちゃんと声をかければよかった。 その時の寝顔が忘れられない。 昼時、あと一時間弱でバイトも終わるので漏れはそわそわしていた。 その時、事故があった。酔っ払いトラックが歩道に突っ込んだのだ。 漏れがそのことを知ったのは交代のバイトのヤシが来た時だった。 事故に遭ったのは漏れの彼女だというのだ。 内心疑いつつももしやと思い家に電話するがつながらない。 漏れは急いで事故現場に向かった。嫌な予感がめちゃめちゃしたけれど 内心は、見間違いでありますように勘違いでありますように、と ずっと思っていた。けど、神様なんていないんだと思い知らされた。 現場に転がっていたなんとか原型をが分かる自転車は彼女のだったし 散らばっているバックも中身も見慣れた彼女のものだった。 嫌な汗がドバーっと出た。それでも見なくちゃいけないという気がして 身を乗り出した。見なければよかった。 顔は布で隠されていたが、タンカから垂れた足の火傷の跡が漏れを確信させた。 彼女の名前を叫んだ。すると警察官が「○○さんのお知り合いですか?」と言って 漏れに彼女の身元の確認させた。 ひどかった。頭こそ切れていないが鼻血で顔は真っ赤だった。 それでも漏れは死んでいるとは思わなかった。 大丈夫、生きてる、病院行けば治る、とか思ってた。 でもそれは救急員の人の言葉で見事に打ち砕かれた。 「さきほどお亡くなりなられました。」 漏れは呆然とした。 そこからはあまり覚えてはいない。 続きを読む