841: 大人の名無しさん 05/03/01 02:17:41 ID:K0DShd4R 今から二年前、後数日で命日のおじちゃん。 あれは、僕が高校を控えていたときでした。 おばあちゃんから、「おじいちゃんの具合が悪いねん、ちょっと家まできてくれへんやろか」と電話がありました。 おじいちゃんは元々身体が弱く、入院が多かったので「あぁ、またかぁ。今回も大丈夫やろ」と考えていました。 そして、いざ家に着いて容態を見てみると、何か良く解らない事を絶えず口走っているおじいちゃんの姿がありました。 今考えると、それまでとはまったく違うケースだったのですが、僕は「でもまぁ、たいした事は無いやろ」などと軽く考えてました。 その日は夜も遅く、母も仕事があったので今晩様子見て、明日考えよう、ということになり、その日は帰りました。 そして翌日、やはり容態は思わしくないらしく、入院という事になり、救急車でかかりつけの病院まで送られました。 入院してから毎日、おばあちゃんで付きっ切りで、母は仕事から帰ると僕を車に乗せて見舞いに行ってました。 そして数日がたったが、おじいちゃんは一向に回復しませんでした。 そんな中ついに僕の受験の日がやってきました。 僕は昔からいじめられっこで、すぐに泣く子供でした。 「明日がけーへんかったらいいのに」「早く死なへんかな」と毎日考えていました。 そんな感じで中学も登校拒否になりましたが、塾にはなんとか通っていたので 私立の高校に受験ができるようになり、大袈裟ですが運命の一日だったのです。 そして受験を終え、手ごたえはかなりあって、なんとか合格しました。 続きを読む