転載元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1537325626/ 1: :2018/09/19(水) 11:53:46.28 ID:mEkAsv5v0八重山毎日新聞社説 しがらみを乗り越えて ■個の確立前提 第1回総選挙が行われたのは明治23(1890)年7月1日である。大日本帝国憲法下で施行された最初の衆議院総選挙で明治22(1889)年2月11日に憲法とともに公布された衆議院議員選挙法に基づき実施された(『日本史事典』、朝倉書店)。まだ130年にも満たない歴史しかないのである。 このように選挙はまだ十分に根付いていない制度とも言えるが、重要なのはシステムを支える精神というのが欧米とは違うという点である。つまり欧米の場合は「個の確立」が前提となった上での選挙であるのに比べ日本の特に地方社会では地縁・血縁がものをいうのである。「ドブ板選挙」などという言葉がそのことを象徴している。 ところで、この主権という意味で個人の意思の反映を考えると今回の市議会議員選挙の結果、得票数上位5位までを見ると陸上自衛隊配備に反対する候補者が5062票で賛成派の1313票を大きく上回ったのは重要だ。 全立候補者30人の得票数を賛否別でみると「反対」(12人)が1万545票と「賛成」(13人)の9716票を829票上回る結果だった。「慎重」(3人)は2946票、「その他」は2023票だった(11日付9面)。 ■民意は出たか 議席数では13対9と賛成派が上回ったことから中山義隆市長は「民意は出た」と意を強くしているようだが、そこに間接民主制と直接民主制の違いがあるとも言える。つまり住民が意思を託した代表の数は賛成派が多いが、全体主義(総会)で決を取れば反対派のほうが多いのである。授業を受けた高校生らはどう考えるだろうか。 一方、有権者数は今回が3万8674人で前回から1477人増加したにもかかわらず投票率は前回より4・36ポイント低い65・73%だった。増加分が18歳、19歳の若者と考えると深刻な結果ではないだろうか。やはり「主権者教育」が必要だと言わざるを得ない。 http://www.y-mainichi.co.jp/news/34165/ ▽関連スレ 【沖縄】石垣市議選、陸自配備賛成が大勝…八重山日報以外は詳しく報じず