転載元 : http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1536824383/ 1: 名無しさん@おーぷん 2018/09/13(木)16:39:43 ID:BxQ ※キャラ崩壊してます ちょっと百合してます 2: 名無しさん@おーぷん 2018/09/13(木)16:40:44 ID:BxQ ――花咲川女子学園 中庭―― 白鷺千聖「…………」 千聖「はぁ……」 丸山彩「あれ? おーい、千聖ちゃーん!」 千聖「あら、彩ちゃん」 彩「どうしたの、ベンチでため息なんて吐いて?」 千聖「ちょっと考えごとをしてたのよ」 彩「なにか悩みごと?」 千聖「……まぁ、そうね。悩みと言えば悩みかしらね」 彩「そっか。隣、座るね」 千聖「ええ」 彩「それで、何に悩んでたの?」 千聖「……別に無理に聞かなくたっていいのよ、彩ちゃん」 彩「千聖ちゃんが放課後のベンチで黄昏てたら放っておけないよ。それにパスパレのみんなの悩みは私の悩みみたいなものだもん」 彩「だからさ、話せることなら聞かせて欲しいなって思うんだ」 3: 名無しさん@おーぷん 2018/09/13(木)16:42:24 ID:BxQ 千聖「…………」 彩「……やっぱり言い辛い?」 千聖「いいえ、そんなことはないわ。ありがとう、彩ちゃん」 千聖「でも……やっぱりそういうところなのかしらって少し思って……」 彩「そういうところ?」 千聖「ええ。……実は私、あんまり後輩に慕われていないような気がしててね」 彩「え、そうかな?」 千聖「そうよ。ほら、思い出してみて? 彩ちゃんと私が学校で一緒にいる時」 彩「うん」 千聖「彩ちゃんには色んな後輩が気さくに挨拶してくるでしょ?」 彩「うーん……そうかなぁ。1人の時とかはそうだけど、千聖ちゃんと一緒にいるとあんまり声をかけられないような……」 千聖「いえ、それは勘違いよ。結構気さくに声をかけられているわ。隣で見ている私が言うんだもの、間違いないわ」 彩「そっか、千聖ちゃんがそう言うならそうかもね」 千聖「ええ」 4: 名無しさん@おーぷん 2018/09/13(木)16:43:57 ID:BxQ 千聖「けど、私に対してだと、みんなすごい畏まってるじゃない? 下手すると同級生とか先輩にまでそんな対応されるし……」 彩「うーん、確かに思い返してみると……腫物を扱うようにって言うとちょっとアレだけど……」 千聖「花音と一緒にいる時もね、彩ちゃんと似たような感じなのよ」 千聖「花音には先輩後輩関係なくみんなすごく親し気に話しかけるのに、隣の私にはよそよそしいというか距離があるような感じで……ね?」 千聖「……やっぱり私、後輩どころかみんなに怖い人だって思われているのかしらね……」 彩「比べる人が間違ってるっていうか、花音ちゃん以上に親しく話しかけやすい人っていないと思うけどなぁ」 彩「いつもポヤポヤホワホワしてるし、いつ話しかけてもすぐに返事してくれそうだし」 千聖「彩ちゃんもそうだものね」 彩「え、そうかな? 街中を歩いててもあんまりファンの人に話しかけられないよ?」 彩「変装してる時は結構声かけられるけど、何にも変装してなかったりバイトしてる時なんて全然だよ?」 千聖(それはファンの人たちの大部分が気を遣ってくれているからよ、彩ちゃん) 千聖(彩ちゃんが……こう言っちゃうとなんだけど、お世辞にも上手とは言えない変装してる時って『話しかけてください! 丸山彩はここにいます!』みたいなオーラが出ているし……) 千聖(というか私が決めた彩ちゃんの非公式ファンクラブの会則がそうだし……『変装している時以外はプライベート也、話しかけるべからず』って) 続きを読む