転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1386991292/ 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/14(土) 12:21:32 ID:xFFzC9JU ベルトルト「また雪が降る」 のリヴァイsideです。 !今回は12巻のネタバレ含む! ・捏造あり ・リヴァイの壮絶なキャラ崩壊あり、ベルトルト以上の情緒不安定。 クールでかっこいい兵長はいません。こんなの兵長じゃない!と怒られるレベル 完全なる蛇足の為、長いだけの分かりづらい文章 前作のイメージは崩れるかもしれません。 初ssの続編なので、生温い目でお願いします。 それでも良い方はよろしくお願いします。 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/14(土) 12:37:07 ID:xFFzC9JU この世界に巨人はいない。 俺がいるのは、あいつらが言っていた『海』に囲まれた島国だ。 ここにはエルヴィンもハンジも居ない。 ハンジみてぇなのはたまにテレビで見かけるが、あそこまで狂っちゃいない。 エルヴィンとは比べものにならない数の人間を束ねている俺たちの代表は、エルヴィンには到底及ばねぇ ...と、思う。 実際会ったら違うかもしれねぇが、今の俺にはそんな権限もない。 ここには俺の部下だった沢山の奴らも居ない。 居るのは、なんにも考えてないような面した奴らか、死にそうな面しながら生きてる奴らだ。 少なくとも、人類に心臓を捧げる覚悟のやつは誰一人居ない。 ここはあの世界の後なのか、全然違うとこに一人だけ来ちまったのかはわからねぇ。 だが、俺はここでただの人として生きている。 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/14(土) 12:45:42 ID:xFFzC9JU _______ _____ ___ 「おい、リヴァイ。社長の前くらいはもう少し愛想よくしろよ」 「あぁ...悪い。今度から気を付ける」 「いつもそれじゃないか!…ったくよ~…」 「......」 ここじゃ、あの世界のような俺の性格はあまり歓迎されない。 つい出てしまっていた舌打ちの癖はずいぶん前になくなっていた。 人間関係ってのはこんなにも厄介なものだと、ここに来てから知った。 それでも巨人のいる世界よりマシだった。 続きを読む