転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440934693/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 20:38:13.65 ID:Edv7at/e0 ――おしゃれなカフェ―― 北条加蓮「明らかに私の顔を知ってるって反応だったね、今の店員さん」 高森藍子「加蓮ちゃんの声が聞こえないうちから、こっちに案内していましたよね」 加蓮「常連さんだって言い張っていいのかな」 藍子「そのうち、記念品とかもらえちゃうかも」 加蓮「藍子だったら何が欲しい?」 藍子「そうですね……ハンカチとか、欲しいかもしれないです」 加蓮「なんて控え目な」 藍子「でも、この時期はすぐに……。よく汗をかいちゃうから」 加蓮「言われてみれば確かに、あるに越したことはないよね」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 20:38:52.13 ID:Edv7at/e0 以下の作品と同じ設定の物語です。 ・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「膝の上で」 ・北条加蓮「藍子と」高森藍子「最初にカフェで会った時のこと」 ・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「たまにはジャンクフードでも」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 20:39:25.61 ID:Edv7at/e0 藍子「あっ、来ました。はいっ、朝食セット、この子です。ありがとうございます。……あの、ごめんなさい。もうお昼も近いのに……」 藍子「え? まだお出しする時間だったから大丈夫……? あはっ、よかった。ありがとうございますっ」 加蓮「ありがとっ。え、なになに。いつも来てくれる人の為だから? ……あはは、だってさ、藍子」 藍子「さっそくもらえちゃいましたね、記念品♪」 加蓮「だねー。ううん、こっちこそお世話になってますっ。ありがとね♪」 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 20:40:23.71 ID:Edv7at/e0 藍子「……あはっ♪」 加蓮「……何? どしたの?」 藍子「いえっ。私、やっぱりこっちの方がいいなって」 加蓮「こっちって……ああ、この前のジャンクフード?」 藍子「はいっ。こっちの方が、みんなゆっくりしてて、静かで……お店の中にいるだけで、店員さんや、他のお客さんと、おんなじ時間を過ごしているって気になれます」 加蓮「そっか。……店員さーん? 後ろ姿だからってバレてないと思ってる? 今ニヤけたでしょ。ねえニヤけたでしょ」 加蓮「駄目だよ。藍子は私のなんだから」 5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 20:41:23.23 ID:Edv7at/e0 藍子「私、加蓮ちゃんのだったんですか?」 加蓮「藍子が離れたくなるまで限定でね」 藍子「それじゃあ限定って言いませんよ」 加蓮「……ところで朝食セットって?」 藍子「加蓮ちゃん、午後からも収録ですよね。これを食べたら、朝ごはんを食べたって気分になれるかなって」 加蓮「うーん……?」 藍子「ほら、朝ごはんって、朝に起きてすぐ食べるものじゃないですか」 加蓮「そだね。食べないとちょーし落ちるよ」 6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/30(日) 20:42:23.49 ID:Edv7at/e0 藍子「じゃあ、朝ごはんを食べたら、まるでその時が朝起きたばかりの時みたいに思えて」 藍子「そうしたら、朝の仕事の疲れも取れるかな、なんて……さ、さすがに回りくどかったですか?」 加蓮「藍子にしては回りくどいなー。私、変な影響を与えちゃってる?」 藍子「加蓮ちゃんからは、いつも良い影響を受けてるつもりですよ」 加蓮「ありがと。ま、いいや。いただきます」 藍子「はいっ」 続きを読む