ユミル「黒髪のサンタクロース」

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転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1387771691/

1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/23(月) 13:08:11 ID:WR8fKApM

ユミル×クリスタ、ユミル視点の地の文あり

52話までネタバレあり

ユミクリだけどユミルメイン、R-15的表現あり


クリスタ「黒髪のサンタクロース」

の続き


よろしくお願いします


2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/23(月) 13:10:09 ID:WR8fKApM

「知ってる?サンタクロースの伝説はね、聖者が貧しい家の煙突に金貨を投げ入れて、
 娘を身売りから守ったことが始まりなのよ?」

兵舎の一室で女子達がテーブルを囲み他愛のない話に興じていた。
一際目を引く美しいブロンドの少女、クリスタも合わせて笑ったり驚いたりしている。
今日は童話の話らしい。


入団したての頃のこいつは咄嗟の嘘が上手でなく、親や子供の頃の話になると言葉に詰まることがしばしばあった。
その都度私が助け舟を出していたが、最近は大分マシになりうまく濁したり話したくない所は
削ぎ落として伝えるやり方を覚えたようだ。


話の内容からしても今日は困ることもないだろう。
私はテーブルを素通りして2段ベッドに登ると自分の場所に腰をおろす。
形だけ本を開くが、意識は別のところにあった。


3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/23(月) 13:11:35 ID:WR8fKApM

(サンタクロース、か…)

降誕祭の頃にやってきて子供達にプレゼントを配る、伝説の老人。
その言葉に古い記憶が呼び起される。
訓練兵になる前、私は内地で盗みを働いて暮らしていた。クリスタの事を知ったのもその頃のことだ。


「ねえユミル聞いてるー!?」


黒髪のお下げの少女ミーナ、別名豚小屋出身のミーナが呼ぶ声が聞こえた。


「ユミルもこっちに来てちゃんとクリスタの話聞きなさいってばー!」


仕方ない。私は梯子を下りてテーブルに近寄っていく。


4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/12/23(月) 13:12:39 ID:WR8fKApM

「クリスタは子供の頃サンタクロースに会ったことがあるらしいですよ!」

「いい年してサンタかよお前ら。あんなもん大人が子供をいいようにするための方便だっつーの」

「あんた夢が無いわねえ…」


まごついて私を見るクリスタを促すと、頬杖をついてそちらに目を向ける。
整った横顔は困ったり恥ずかしがったりと忙しい。


(表情豊かになったもんだ…)


否、仮面を被る術を身に着けただけであの頃と本質は変わっていないのだろう。
雪山訓練で遭難しかけた時の様子から考えてもそれは間違いない。

クリスタが話し始めると共に、おぼろげだった私の記憶もはっきりと蘇ってくる。
あの頃。私は内地で、お前は開拓地で。自分は世界に一人ぼっちだと、そう思っていた-



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