転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1531914092/ 1: ◆K7qLUv4H.Lbp 2018/07/18(水) 20:41:32.79 ID:uyIh3AmDO ―女子寮 ハァハァハァ タンタンタン ―息を切らして駆けていく一人の女性 「はぁはぁはぁ……間に合って」 ―その手には一通の手紙 ―やがてある扉の前にたどり着く ドンドン ―朝早くなのに遠慮なしに強く叩く 「いるんですよね?返事を……返事をしてください!」 ドンドン 「お願い!出て来てください!」 ―なるべくなら無事な姿で ―そう願う彼女の期待も空しく、返事は返ってこない 2: ◆K7qLUv4H.Lbp 2018/07/18(水) 20:51:16.59 ID:uyIh3AmDO ―その様子に何事かと次々に人が集まって来た 「ちひろさん……どうしたんですか?」 「うふぅ、いつからプロデューサーさんの後ろではなくて、女の子を追い掛けるようになったんですかぁ?」 ―彼女達は知らない。ちひろと呼ばれた女性の手にある紙に書かれた内容を 「そんなんじゃ……それより申し訳ありませんが、管理人さんに頼んで鍵を持ってきていただけませんか?」 「え?は、はい」 ―返事をしたのは髪の毛をツインテールにまとめた少女 ―少しの間をおいて管理人を連れて帰って来た 「ちひろさん?どうしたんですか?こんな朝早くから……」 「これを……手紙にこうありましたので」 「何々……ええと……っ!!」 「嘘……」 「まさか……そんな」 ―次々に少女達の呟きが聞こえる ―しかし、女性は構っている余裕はなく ガチャガチャ 「嘘……開かない」 「中のチェーンか何かで止めているんでしょうか?」 「押忍!私にお任せを……でやぁぁぁぁ!」 ガギッ 「開いた……うっ」 プワーン ―流れて来たのは生臭い匂い ―しかも鉄の匂いがする 3: ◆K7qLUv4H.Lbp 2018/07/18(水) 20:56:56.53 ID:uyIh3AmDO 「皆さんは……中には……」 ―覚悟を決めて入ろうとする 「なら、私も一緒に」 「清良さん……はい、お願いします」 ―少しすると絶叫がこだまする ―泣くような声で人の名前を呼ぶ ―その部屋のプレートには ―「長富」の苗字が印されていた 4: ◆K7qLUv4H.Lbp 2018/07/18(水) 20:59:34.30 ID:uyIh3AmDO 勝手にアイドルの過去捏造シリーズ第三弾……今回はアイドルとプロデューサーは結ばれますが、ハッピーエンドではありませんので、気になる方はブラウザバックを 以上、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします 続きを読む