高校野球「ションベン正論」はいらない マキタスポーツ https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASK6V5DCBK6VUZOB00H.html 高校野球に対して通りすがりの愛のない突っ込みをする人がいる。炎天下で試合をやらせるなとか、大半は関わりのないところから正論を言っていくだけ。 私は「ションベン正論」と呼んでいます。そもそもみんな「正しい」とか「間違っている」とかの視点で高校野球を見ていない。面白いから見ている。 「すげーな高校野球」と思った経験が圧倒的に強いので見ているんですよ。 私も子どものころ、夏の高校野球が本当に面白すぎて。 「やまびこ打線」の池田(徳島)を、「KKコンビ」(清原和博、桑田真澄両選手)のPL学園(大阪)がボロカスに負かして。 と思ったら、そのPL学園が名将木内幸男監督率いる取手二(茨城)に負けて。 箕島(和歌山)と星稜(石川)の延長十八回の試合とか、横浜(神奈川)に松坂大輔選手という怪物が出てきてとか。 そういうドラマを見てきましたね。 ここぞというところでのエラーとか、逆転に次ぐ逆転とか、プロ野球で1年に1回あるかないかのドラマチックな展開が連日続く。 確かに合理的に見ればおかしな部分もある。「清く、正しく、美しく」のような選手像をつくって発信することとか。 でも、あの場所で一生懸命にやっている球児たちがいて、 そこで繰り広げられていること自体はすばらしいことじゃないですか。それはウソでもなんでもない。 続きを読む