転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522250555/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/29(木) 00:22:35.54 ID:jcqAa1H30 [ファーストフード店] 伊吹「お待たせっ! ゴメンね、遅くなって」 奏「いえ、さっき来たところだし、いいわよ」 伊吹「何か気ぃ、使ってない? そういうのいいって」 奏「フフ、言ってみたかっただけ。格好いい彼氏役やったばかりだから、抜けてないのかも」 伊吹「はー、奏はそういう余裕のある大人な感じ合うよねー」 奏「一応、伊吹ちゃんより、年下よ?」 伊吹「へへ、忘れてた。と、もひとつ忘れてた。乾杯乾杯っ」 奏「そうね、じゃあ」 伊吹「テレビ企画の撮影と……」 奏「合同ライブ……」 伊吹・奏「「お疲れさまー!」」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/29(木) 00:23:09.53 ID:jcqAa1H30 奏「……っていう、曲にぴったりな出来事があってね」 伊吹「ふーん。そんな感じだったんだー。いいよねー、そういうのー」ポワワ 奏「小さな恋の物語、ってやつね。伊吹ちゃんは、何か浮いた話ないの?」 伊吹「えっ、いや無いかなっ。全然。奏は……?」 奏「私の事はいいの」 伊吹「さりげなく避けたよね」 奏「こほん、伊吹ちゃんのプロデューサーとかはどう? 傍目には、結構お似合いに見えるけど?」 伊吹「いやー、ナイナイ。確かにお世話にはなってるけどさー」 奏「お世話になってる……けど?」 伊吹「恋愛対象ではない、かなー……うん」 奏「好きなタイプ、優しくて頼りがいのある、ダンス力のある人だっけ?」 伊吹「いや、ダンスはこだわらないけどさ。こう、ちゃんと気持ちを汲んでくれるような人がいいワケ」 奏「その点、プロデューサーは、ダメ、と」 伊吹「もーちょっと、女の子として扱ってくれないとね。恋愛映画までとは言わないけどさー」 奏「ふうん……。そんなにダメなの?」 伊吹「そうそう!例えばねー」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/29(木) 00:24:15.51 ID:jcqAa1H30 伊吹「そーだなー、女の子をお昼に誘うならどんな店?」 奏「そうね。普段のご飯なら、パスタなんか気取り過ぎなくていいかも」 伊吹「でしょ!普通そうでしょ! けどさー」 [撮影後] P「いぶきー、撮影お疲れー。飲んどけー」 ポイッ 伊吹「おっ、さんきゅ! はー、染みるなー」ゴクゴク P「調子は?」 伊吹「とーぜんバッチリ! いいの撮れたよ」 P「ならよし! 午後は移動してライブのリハだな。伊吹、腹は減ってるか?」 伊吹「うんっ。いい運動したからねっ」 P「ちょうど良かった! この辺に美味い店があるんだよなー」 伊吹「ホント? 気が利くじゃん」 P「楽しみにしとけよー。挨拶してくるから、伊吹も準備できたら連絡よろしくな。車回しとく」 伊吹「了解っ! 着替えたら行くねー」 伊吹「えーと……」 伊吹(よし、シャワー浴びて、汗は流した! お店によるだろうけど、こんなラフな格好で大丈夫かなー、あ、髪留めは、いちお可愛いのにしとこ……) 伊吹「お、お待たせっ」 P「おーし、準備おっけーだな。乗った乗った」 伊吹「うん。お願いしまーす」 P「ふっふっふっ、そんな遠くないからなー」 伊吹(最近は忙しくて、簡単に済ませちゃう事多かったし、プロデューサーと一緒になんて初めてだな……) 伊吹「へへっ」 P「お、何だ? 良いことあったのか?」 伊吹「や、何でもないよっ」 P「そうかー、お、駐車場はココだな……よし、行くか!」 伊吹「はーい、よろしく♪」 続きを読む