転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1531499549/ 1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/14(土) 01:32:29.68 ID:89NDRaZv0 楓さんがライラちゃんについてノロケる(?)お話です。 楓さんが一人でMCをするラジオ番組を持っている、という設定があります。 2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/14(土) 01:37:09.17 ID:89NDRaZv0 「はい今週も始まりました、高垣楓のメープルラジオ」 「お相手は相変わらず私、高垣楓一人でやらせていただきますね」 「では早速オープニングトークから初めていきましょう」 「毎回、最近飲んだ美味しいお酒の紹介コーナーになってるオープニングトークですけど」 「今日はちゃんとアイドルらしい話題ですから、ちゃんと聞いていて下さいね?」 「つい先日のことなんですけど、新しいお友達ができたんです」 「同じ事務所のアイドルで、お名前はライラちゃんっていうんですけど…… みなさんご存知ですか?」 「ドバイ出身で、アラビアンナイトに出てくるお姫様みたいな女の子なんです」 「これまでも事務所で見かけていたんですけど…… 話しかけるきっかけがなくて……」 「私、人見知りしてしまうので自分から声をかけるのは苦手で」 「でもこの前、お仕事とお仕事の間のちょっとした時間に何気なく公園を散歩していたら、たまたまライラちゃんが居たんです」 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/14(土) 01:38:53.47 ID:89NDRaZv0 「ライラちゃん、木陰のベンチに座ってウトウトしていたんですけど……」 「その頭とか膝とかに、たくさん鳩が停まっていたんですよ」 「でもライラちゃんも起きるそぶりもなくて、鳩さんもまるで自分の巣みたいにリラックスしていて……」 「その光景がすごく面白くて、私しばらく眺めてたんです」 「そうしたら、鳩さんの羽がたまたまライラちゃんのお鼻に擦れて、ライラちゃんがクシャミをしちゃって」 「それにびっくりして鳩さんは飛んで行ってしまって、ライラちゃんも目を覚ましたんです」 「ライラちゃん、自分の服に付いてる羽を見つけてさっきまでの状況が分かったみたいで」 「少し照れたみたいに周りをキョロキョロしてたら、私と目が合っちゃって」 「ちょうど話すきっかけになるかなって、私ライラちゃんのお隣に座ったんですよ」 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/14(土) 01:40:39.26 ID:89NDRaZv0 「そうしたらライラちゃんも私の事知ってくれてたみたいで」 「『カエデさん、もしかしてさっきの見てましたですか?』って話しかけてくれたんです」 「でもライラちゃん恥ずかしいのかほっぺが真っ赤で、それは本当に可愛かったんですけど」 「場の雰囲気を落ち着かせようとして私言ったんです」 「『うーん……もう、これが本当の羽毛ぶとんですね』って、ライラちゃんには通じなかったんですけど……」 「それから次のお仕事の時間までライラちゃんとおしゃべりしてたんです」 「それが本当に楽しくて、今度一緒にアイスを食べに行く約束もしちゃって……」 「……あ、そろそろオープニングトークも終わりの時間ですか?」 「それではこの辺りで一曲、ライラちゃんで『お願い!シンデレラ』」 続きを読む