オリジナルss 恋する乙女は頑張る。

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転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1531314547/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 22:09:07.45 ID:TUAcnqRm0

これは恋する女の子が頑張る物語です。よろしければどうぞ読んであげてください。





2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 22:09:56.95 ID:TUAcnqRm0



私はどこにでもいる平凡な中学三年生の女の子だ。

我が家は4人家族。

何の変哲もないお父さんとお母さん。それにちょっと鉄オタの入った大学生のお兄ちゃん。

家はS県某所にある分譲住宅地でお父さんが35年のローンで購入した物件。

両親は月々の支払いが家計に響くと愚痴っている。

それが私の住む田中一家の現状。私の名前は田中良子。

良い子に育つようにと母方のお爺ちゃんが名付けてくれたけど本当に地味な名前だ。

そう、私の人生は何から何まで地味だ。

成績だって中の中で体育だってクラスの女子でマラソンでもすれば真ん中の順位。

つまり私は自分でも自覚しているけど自他共に認める本当にどこにでもいる平凡な女の子。

そんな私がどうしてこの物語の主人公なのか?流行りの異世界にでも行くのかって?

残念だけどそういった壮大な物語の類じゃない。

これはある日突然誰の身にも振り起こる身近な物語…

事の発端は夏休みが明けた直後。

お母さんが夕食の最中にある事を家族の前で告げたのがそもそもの始まりだ。





3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 22:10:41.22 ID:TUAcnqRm0



「実はお爺ちゃんをこの家で引き取ることになったの。」


それは先程も語った私に良子と名付けたお爺ちゃんのことだ。

お母さんが事情を話してくれたけど

お爺ちゃんはお婆ちゃんに先立たれたせいで一人暮らしを送っていた。

けれどお婆ちゃんがいなくなってからお爺ちゃんはめっきり元気がなくなり

持病のせいで足腰も悪くなりさらには痴呆症まで悪化したとか…

介護施設に入れるにしても順番待ちが続いていた簡単には入れないそうだ。

他の親戚もお爺ちゃんを引き取るつもりはないようでお母さんが引き取ることを申し出た。


「まあ…いいんじゃないか…」


「母さんが面倒見るっていうなら俺はどうでもいいよ。」


お爺ちゃんを引き取ることについてお父さんとお兄ちゃんは

お母さんが全面的に面倒を見るというのなら別に良いと言ってくれた。

うちの男たちは家事については自分から動くタイプじゃない。

自分の行動範囲に影響を及ぼさないというのなら干渉はしないようだ。

私もお爺ちゃん一人くらいなら特に問題はないと思った。

『自分で動けないなんてお爺ちゃん可哀想』程度にしか思ってなかったんだろうなぁ。

それでも引き取ろうとするお母さんにちょっとだけ違和感を抱いていた。

その理由だけどお母さんはどういうわけか家に他人が出入りすることを極端に嫌った。

私やお兄ちゃんが家に友達を連れて来た日には物凄く怒られた。

だから私とお兄ちゃんはこれまで家に友達を連れ込んだことは一度としてない。

それにペットもだ。うちには犬も猫もいない。その理由は勿論お母さんだ。

お母さんはとにかく家に問題を持ち込むのを嫌った。

だからペットなんて面倒のタネになるものは絶対に飼おうとしない。

そのペットがどんなに愛想よく振りまいてもお母さんはそれを忌み嫌った。

そんなお母さんがお爺ちゃんの介護を率先して行うなんて私はそれが少しだけ疑問だった。


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 22:11:15.06 ID:TUAcnqRm0



それから数日後―――


我が家にお爺ちゃんがやってきた。


「あ……う……うぅ……」


殆どの歯が抜け落ちて満足に喋ることも出来ない。

おまけに隣にお母さんが支えてることでようやく立てるゾンビみたいな人…

それが私たちのお爺ちゃんだ。


「お父さん、今日からここがあなたの家ですよ。わかる?今日からここがお父さんの家よ。」


「い…え…?わ…し…の…いえ…ここ…ちが…」


やばい。正直それしか考えられなかった。

これから一緒に住む人がこんなやばい状態だなんて信じられない。

だから可哀想とかそんな同情みたいな感情はちっとも湧かなかった。

むしろこれから始まる一緒の生活に私は不安しかなかった。





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