転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434798783/ 1: ◆/5enoyUb8g 2015/06/20(土) 20:13:13.37 ID:uq45R8fz0 奉仕部の部室で 雪乃と八幡は静かに本を読んでいた。 結衣はスマホを見ていたが、途中でやめて雪乃に話しかける。 結衣「ねぇ、ゆきのん、ちょっと言いにくいんだけど、ゆきのん少し顔が丸くなったかなぁって」 雪乃「太ったって言いたいのね。だって太ろうと努力しているんだもの。うまくいってるんだわ」 結衣「えーなんで、なんでー?」 八幡「雪ノ下は、わざわざ太る必要なんかないだろ」 雪乃「最近、相撲に興味があるのよ」 結衣「えっ」 八幡「相撲?」 2: ◆/5enoyUb8g 2015/06/20(土) 20:14:32.21 ID:uq45R8fz0 雪乃「そう、土俵で行うものね」 八幡「なんでまた、そんなものに」 雪乃「あなたには理解できないでしょうね」 八幡「相撲の稽古のために太ったというわけか」 雪乃「まぁ、そうね。でも弟子入りするつもりはないけど」 八幡「雪ノ下は、相撲とかは無理じゃないのか」 雪乃「あなたは、人がやる前からできない理由を見つけて挑戦をあきらめさせようとするのね。 別に女相撲をやるわけではないわ」 八幡(俺はただ客観的な意見を述べただけなのだが) 3: ◆/5enoyUb8g 2015/06/20(土) 20:15:20.96 ID:uq45R8fz0 結衣「ゆきのん、どうしてそんなに……」 雪乃「ちょっと前に、姉といろいろあってね……」 結衣「あ、お姉さんと、いろいろ事情があるんだ。 でも、ゆきのん、あんまり無理しないでね」 (事情がよくわからないけど、今はこれ以上は聞かないほうがよさそう) 雪乃「ありがとう。今はできる範囲で『四股ふみ』と『てっぽう』をしているわ」 八幡「『てっぽう』って柱に向かって手を突くやつか」 雪乃「そうね。家にはいい柱がないから、公園で手ごろな柱を見つけようと思って」 結衣「なんかさ、ゆきのん気合いが入ってる感じだね」 続きを読む