転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1393111808/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 08:30:08 ID:X8Svgfaw 男「ええ、まったくの雪です」 女「ほら、肩にも積もってる」 男「あっ、すみません」 女「途中、足元は大丈夫だったかい?」 男「はい、おかげさまで」 女「ちぇ」 男「ご不満ですか」 女「うん」 男「転んでいたらどうしたんですか?」 女「笑ってやろうとおもってた」 男「む……」 女「ふふ、冗談だよ」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 08:34:53 ID:X8Svgfaw 男「おみやげがあります」 女「おっ、うれしいね。なんだい?」 男「来る途中めずらしいものを見かけまして、つい」 女「どれどれ……お、とうふだね」 男「今どき豆腐屋なんて、めずらしいでしょう?」 女「二丁目のあたりだろ?」 男「なんだ、しってましたか」 女「店主は色白の、ちょっとした美人だったはずさ」 男「お知り合いですか?」 女「小学のね。同級さ」 男「はあ」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 08:38:31 ID:X8Svgfaw 女「や、しかしいいものを持ってきてくれたね。ありがとう」 男「いえ」 女「ちょうどなにかもう一つほしいと思ってたんだ」 男「そりゃあよかったです」 女「あの子のとこのなら上出来だよ」 男「今日はなんですか?」 女「なんだとおもう?」 男「鍋」 女「ふふ、あたり」 男「この雪ですからね」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 08:40:10 ID:X8Svgfaw 女「よし」 男「はい」 女「わたしはこのとうふを切ってくるからさ。先に部屋でぬくもっていてくれ」 男「すみません」 女「こたつは入れてあるからね」 男「はい」 女「すぐいくからね」 続きを読む