転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529197739/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/17(日) 10:08:59.83 ID:4BvpQ+y6O 麗奈「おっはよー」 P「おはよう、麗奈」 麗奈「こら、いつも言ってるでしょ? アンタは手下なんだから、レイナサマには『おはようございます』よ!」 P「はいはい、おはようございますレイナサマ」 麗奈「それでよし。さーて、今日も悪事の限りを尽くすわよー」 P「ほどほどにな。ところで」 麗奈「ん?」 P「スカート、短くないか? 今日結構冷えそうだぞ」 麗奈「平気よ、平気。アタシが寒さなんかに負けると思う?」 P「割と」 麗奈「ちょっとは上司を信用しなさいよ!」 P「上司?」 麗奈「部下の反対は上司でしょ。まったく、5年経っても理解できないなんて……っと、それより」 P「どうかしたのか」 麗奈「昨日忘れ物したのよ。確かここの棚の上にあったはず……」ピョンピョン 麗奈「届かない……踏み台使おう」 P「とってあげようか?」 麗奈「いいわよこのくらい。アンタはあくせく働いてなさい」 P「あくせく……はは、りょーかい」 麗奈「よし、これで……んー、背伸びすればなんとか」 P「………」 P(スカート短いせいでパンツ見えそうになってる……) 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/17(日) 10:10:03.52 ID:4BvpQ+y6O 麗奈「んー、このっ。あとちょっと」グイグイ P(見てはダメだと頭ではわかっているのに、目が離せない……) 麗奈「これでどうだっ」 P(も、もう少し……) 麗奈「………」クルリ P「あ」 麗奈「見てた?」 P「いや、俺はただ麗奈が踏み台から落ちないか心配していただけであって」 麗奈「パンツ見えた?」 P「ぶっっ!?」 麗奈「アハハッ!! ほんとわかりやすいんだから、Pは! イタズラ大成功ね♪」 P「イタズラ……?」 麗奈「わざとパンツ見えそうにしつつギリギリ見えない角度を保つことでスケベ男の心を弄ぶイタズラよ」 P「くそぅ……まんまと乗せられた」 麗奈「いい気味ね~」ニヤニヤ P(出会ったころはそれほどでもなかったのに、麗奈が年齢を重ねて成長していくにつれ、だんだんと彼女の女性的な魅力に思わず惹かれてしまうことが増えている) P(美少女だと思ったからこそスカウトしたのだから、魅力的になってくれることはありがたい限りなのだが……自分が男の本能を制御できなくなるのは御免被る事態だ) P(麗奈も俺の意識の変化を知ってか知らずか、最近は色仕掛けを絡めたイタズラをしてくるようになってきた) 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/17(日) 10:10:51.62 ID:4BvpQ+y6O P「はぁ……最近麗奈に翻弄される回数が増えた気がする」 麗奈「オーホホホッ! これでPにも上下関係ってものが理解できたわよね? 今後はアタシのことを敬うように……わわわっ!?」 P「麗奈っ!? 馬鹿、だから高笑いする時は足元注意しろっていつも言ってるのに……」 麗奈「イタタ……踏み台に乗ってることをうっかり忘れてた……」 P「足ひねったりしてないか? 大丈夫?」 麗奈「うん、平気……」 P「そうか。なら安心したから、あとは御開帳してるスカートの中身だけ隠してくれ」 麗奈「え………あああっ!!」カアァ P「こういう詰めが甘いところは、昔から変わらないな」 麗奈「ぐぬぬ……次こそ完膚なきまでにぎゃふんと言わせてやるんだから!」 P「ぎゃふん、ねぇ。それくらい良いリアクション取れるくらいの元気があればいいんだが」 麗奈「なによ、ジジ臭いわね」 P「俺も今年で30の大台に乗るからなぁ。いつまでも若さを保っちゃいられないんだよ」 麗奈「……ねえ、P」 P「なに?」 麗奈「辛いこととかあったら、いつでも言いなさいよね。アタシも、アンタが元気ないと、嫌だし」 P「ああ、それはわかってる」 麗奈「ほんとにわかってる?」 P「もちろん」 麗奈「ほんとにほんと?」ジッ P「あ、ああ……どうしたんだ、そんな真剣に」 麗奈「真剣になることだからでしょ」 P(目鼻立ちの整った顔が、徐々に近づいてくる) P(18歳になった彼女の顔つきは、5年前のあどけなさを残しつつも、同時に艶やかさを感じるものになっていた) P(子供と大人の狭間を揺れ動く、そんな麗奈の表情を見つめながら、俺は動くことができず――) 続きを読む