転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529156796/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/16(土) 22:46:36.55 ID:FGZzfSUj0 ※まほチョビ要素があります。 ※西住母娘がぽんこつです。 ※常夫さんはずっと半笑いです。 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/16(土) 22:48:07.16 ID:FGZzfSUj0 まほ「お母様は、アンツィオのドゥーチェアンチョビを御存知ですか?」 しほ「スカウトされてから三年でアンツィオの戦車道を立て直した」 しほ「辣腕で知られる安斎千代美さんですね。知っていますよ」 まほ「はい。自身も優秀な選手であるにもかかわらず」 まほ「ひたすら後進と自らの信じる戦車道そのものの為に身を捧げた」 まほ「尊敬すべき人物です」 しほ「そうね。それで?」 まほ「しかしもう十分でしょう」 まほ「安斎もこれからは自らが輝くために教導される立場に戻るべきです」 まほ「お母様、ぜひ西住流の名の推薦でもって安斎を私と同じドイツの大学に留学させて欲しいのです」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/16(土) 22:49:16.02 ID:FGZzfSUj0 しほ「……まぁ、話の前半は理解できましたが」 しほ「なぜアンツィオの生徒をドイツの大学に?」 しほ「そもそもそれは安斎さんの希望した進学先なのですか?」 まほ「さっきも言った通り安斎は後輩を導いてきましたが」 まほ「同学年のライバルと切磋琢磨する機会には恵まれませんでした」 まほ「私は……私なら安斎に良い刺激を与えられる好敵手たりうると」 まほ「そしてまた安斎によって刺激を受けることができると思っています」 しほ「それは、きちんとした場所に進学したら他にいくらでも友達くらい」 まほ「安斎に同学年の友達なんていません。私と一緒です」 しほ(えー……) まほ「安斎はアンツィオ戦車道唯一の三年生」 まほ「良い後輩たちに恵まれても背中を預け合える相手のいない孤独には苛まれていたはずです」 まほ「私は、私自身が安斎の……初めての、友になりたいのです」 しほ(戦車道にいないだけで普通はクラスメイトにいくらでも友達が居ると思いますが) まほ「白状します。私が、安斎の友達になってやりたいのです」 まほ「他の誰かじゃなくて、私が……」 しほ(あ、そう言えば昔……) 続きを読む