1: 2018/06/13(水) 13:24:31.34 http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1806/13/news050_2.html 「何が起きるのか分からないのがエンターテイメントの世界。昨年の選抜総選挙では速報でNGT48の荻野(由佳)がダントツのトップでした。 多くの人たちが予測していませんでしたし、だからこそ大きな驚きがあって、選抜総選挙の流れが変わりました。最初から型にはまっていて 『これはこういうものだ』と決めてしまうようなものはAKB48グループにはありません」 細井氏自身も過去に何度も驚かされたことがあった。昨年の開票イベントのスピーチの場で渡辺麻友さんが卒業を発表するのは 事前に聞いていなかったし、かつて前田敦子さんがライブ中に突然卒業宣言をしたのにも腰を抜かしたという。 「僕も含めてスタッフやメンバーは、一般の方々と同じく公式発表によって初めて知ることがたくさんあります。スタッフすら驚くAKB48グループなのです。 エンタメは人間が創り、人間を相手にするような生ものですから、当然どう変わっていくのか誰も予測がつかないことが多々あります。 今年の選抜総選挙当日も何が起きるか分からない。だから楽しいし、次につながっていくのです。例えば、総選挙は国内でしか開催しませんなどと 頭の固いことを言ってしまったら、途端につまらなくなるでしょうね」 型にはめて考えない。こうしたことは、ファンを飽きさせないためにあえてやっているのではなく、AKB48グループの活動において当たり前のように行われているという。 その上でAKB48グループが大切にしているのが、チャレンジ精神だ。昔から、新しいことに挑戦する姿勢こそがファンの楽しみにもなっているし、 メンバーの成長にもつながっているという。例えば、最近はプロレスに挑戦するメンバーがいる。彼女たちは毎日のように道場に通ってレッスンを受ける。 そうすると当然、メンバーの意識は変わり、そこで培った経験をグループに持ち帰ってくる。それが相乗効果を生み出しているのである。 なぜアイドルにプロレスをさせるのかという批判も多いそうだが、アイドルという枠にとらわれず、さまざまなことにチャレンジすることにこそ価値を感じている。 もちろん、挑戦には失敗がつきものだ。けれども失敗を恐れたら何もできない。何もしないことの方が失敗するよりも罪だという。 「失敗は怖いですよ。だから失敗しないように最大限の努力はしますが、それでも失敗することはあるのです。今の世の中、起業しても10年後には 9割くらいビジネスに失敗しています。それだけ新しいことをやるのが難しい、当たらない時代です。エンタメもそう。それを全部ヒット打ち続ける、 ホームラン打ち続けるのは難しいのは当然です。だけど、失敗してファンの批判を浴びることを恐れたら何もできなくなりますよね。新しい一歩を踏み出して、 AKB48グループの可能性を開拓しないといけないのです」 細井氏は続ける。 「例えば、昨年の選抜総選挙で僕らはつまずいたわけです。たくさんの人からご批判やお叱りを受けましたし、申し訳ないという気持ちで一杯です。 けれども、もし屋外のイベントが成功していれば、過去に見たことがない、皆が大絶賛するような“神イベント”になっていたと思うのです。 ドバイからウォータースライダーを船便してステージに設置するなど、大がかりな仕掛けをしていましたし。よく僕らはクソ運営と言われるけれど、 AKB48グループのチャレンジ精神は昔からずっと変わりません。その中で成功もあれば失敗もあります。リスクを考えて動かなければ大きな成功なんてつかめません」 これまでの成功や失敗にとらわれず、常に新しいチャレンジを面白がるような姿勢。それを受け入れるファンたち。これこそが、AKB48グループが存在し続ける理由なのだろう。 続きを読む