77: 先駆けタンバリンだじぇお ◆DAjeOPNM.Q 投稿日:2010/11/19(金) 03:21:17.40 ID:LB5Zp+1aO 「12月27日。カツオ10本つる」 「1月27日。外国船を発見。応答なし。雨が降るとオケに雨水をため、これを飲料水とした」 「2月17日。いよいよ食料少なし」 「3月6日。魚一匹もとれず。食料はひとつのこらず底をついた。恐ろしい飢えと死神がじょじょにやってきた」 「3月7日。最初の犠牲者がでた。機関長・細井伝次郎は、「ひとめ見たい・・・日本の土を一足ふみたい」とうめきながら死んでいった。全員で水葬にする」 「3月9日。サメの大きなやつが一本つれたが、直江常次は食べる気力もなく、やせおとろえて死亡。水葬に処す」 「3月15日。それまで航海日誌をつけていた井沢捨次が病死。かわって松本源之助が筆をとる。 井沢の遺体を水葬にするのに、やっとのありさま。全員、顔は青白くヤマアラシのごとくヒゲがのび、ふらふらと亡霊そっくりの歩きざまは悲し」 続きを読む