45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/11/18(木) 23:52:51.43 ID:ZJtiIFR60 白い杖を持った男の子が、夕暮れの住宅街を歩いていました。 「ねえ、君…」 「?」 声をかけられて振り返った男の子の前には、 大きなマスクを付けた女の人が立っていました。 「わたし、キレイ?」 男の子は困ったように笑って言いました。 「わかんない」 「じゃあ…」 女の人はニヤリと笑い、マスクを取りました。 その口は狼のように、耳元まで裂けていました。 「これならどぉおォォ?」 「ごめん、やっぱりわからないよ。僕、目が見えないんだ」 続きを読む