転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1443716915/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/02(金) 01:28:35 ID:nwm64.FQ ― 青年の自宅 ― 母「遅刻しちゃうわよ! ほら、着替えて!」 青年「うるっせえなぁ……分かってるよ」 母「んもう、なんなの! その口のきき方は!」 父「今日は魔法の授業はあるのか?」 青年「……あるよ」 父「そうか! 魔法使い――おっと、今は賢者だったか。 あいつによろしくな!」 青年「…………」プイッ 妹「お兄ちゃん、いってらっしゃーい!」 青年は妹に軽く手を振ると、カバンを持って学校に出発した。 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/02(金) 01:32:29 ID:nwm64.FQ ― 学校 ― 教室にて、魔法知識に関する授業中―― 青年「でさぁ……」ボソボソ… 友人「へぇ~、マジで?」ヒソヒソ… 賢者「そこの二人……私の授業はそんなにつまらんか?」 青年&友人「!?」ビクッ 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/02(金) 01:35:11 ID:nwm64.FQ 賢者「お前たち、授業というものは静かに聞くものだ」 賢者の冷たい迫力に、たじたじになる問題児二人。 青年「すっ、すみません……」 友人「静かにしてます……」 賢者「特に……」チラッ 賢者が青年に目を向ける。 賢者「お前の父上は、あの勇者さんなのだぞ? お前もあの人のような、立派な人物にならねばならん」 賢者「だから授業はマジメに聞け。分かったな?」 青年「はぁ……」 続きを読む