転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526471963/ 1: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/16(水) 20:59:23.87 ID:eeJxIamm0 梓「他校に見学……ですか?」 杏「そーそー、もう話は通してあるからさ。」 生徒会室に呼び出された梓は杏から他校へ見学を言い渡された。 突然の呼び出しに嫌な予感を感じていた梓だったが、それが外れたのか当たっているのかわからない内容に複雑な気持ちを抱いていた。 梓「それはわかりましたけど、よくそんなの他校が許してくれましたね。」 2: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/16(水) 20:59:57.93 ID:eeJxIamm0 杏「もちろんタダじゃないよ。代わりにウチも見学していいって条件でね。」 梓「えぇ!?大丈夫なんですか?」 杏「へーきへーき、ウチなんて見たって大したことないからさ。澤ちゃんが他校からいろんなことを学んできてくれればおつりが返ってくるくらいだよ。」 梓「会長がそういうなら……まぁ……。それで、他には誰が行くんですか?」 杏「ん?澤ちゃん1人だよ。」 梓「え?」 杏「まずはサンダースね。明後日時間をもらってるから朝から行ってきて~。」 梓「えぇ~~~!!!」 人影もまばらな大洗女子学園のはるか上、夕暮れの空に梓の声が響いた。 3: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/16(水) 21:00:34.93 ID:eeJxIamm0 翌々日、梓はサンダーズ大学付属高校に来ていた。 事前に優花里から地図をもらっていた梓は迷わず目的地にたどり着くことができた。 扉の前で深呼吸し、小さく自分を鼓舞する。 梓「よし、勉強するぞ。頑張れ私!」 ノックして部屋に入る。するとそこにはサンダースの隊長、ケイが待ち構えていた。 4: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/16(水) 21:01:06.64 ID:eeJxIamm0 ケイ「ハーイ、ラビット!」 梓「ケイさん、本日はよろしくお願いします!」 ケイ「えぇ、よろしくね。ところでアンジーからは練習風景の見学って聞いてるけど、ラビットはなにが知りたい?」 梓「なにが……ですか?」 ケイ「そう、闇雲に見ても身につかないでしょ?だから梓が知りたいことをまず決めたほうがいいと思うの。」 梓「うーん、そうですね……それなら隊長とか副隊長をやる上で大事なことが知りたいです。」 続きを読む