1ヶ月で述べ1万件、SNSでの自殺防止相談の数が尋常ではない

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あの猟奇的な殺人事件から随分経ちましたが、SNSで自殺願望を吐露する人は少なくないようです。

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相談窓口は、同省が2~3月、13の民間団体に委託して設置。無料通話アプリ「LINE(ライン)」などで受け付けた3月分の相談件数は、延べ1万129件に上った。年齢が分かる6570件を分析したところ、20歳代が2760件(42%)と最多で、未成年が2574件(39・2%)で続き、30歳未満で約8割を占めた。30歳代は656件、40歳代は472件だった。
 同省では、今年度も6団体に委託してSNS相談を実施している。団体名などは同省のホームページで確認できる。
via: SNS上での自殺防止相談、1か月で延べ1万件 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 
声を挙げられるようになった人たち
1ヶ月に1万件、ちょっと尋常じゃありませんね。30日しかないんですよ、1ヶ月は。とすると1日に300件以上の相談が来ているということ。毎日死の欲求と戦っている人がこんなにもいるのだと思うと恐ろしい気持ちがあります。しかし、とはいえ同時に思うことがあります。それは、人に打ち明けることが出来る環境が昔よりはずっと整っているのだろうなということです。
 
そもそもこれまで人に相談するチャネルがなくて、自分の頭の中で考え続けていっぱいいっぱいになって絶望して死んでいた人が少なくない数だったと思います。だとするならば、こういうチャネルがあることによって救われている人たちのことを考えるべきなのだろうとも思うのです。
 
ちなみに、SNSでの相談件数が多いのには理由があります。それは、電話相談に比べて間接的なコミュニケーションなので最初の一歩が踏みやすいのだろうと思います。電話をするとやはり自分が声を出さないといけないわけで、例えば周りに人がいたり実家に住んでいたりすると躊躇してしまうかもしれません。また苦しい経験も文字には起こせても声を出して伝えるのはとてもつらいことですよね。
 
死を選ばないために
いま、安楽死などが進んでいるオランダなどではチームを作って死を希望する人と向き合っているそうです。心理カウンセラー、医師、看護師などその人の健康状態などを把握した上で、その死にたいという気持ちが果たして落ち着いた精神状態のものであるかどうかも調べるとのこと。
 
死にたいという欲求は往々にして衝動的なものであることを意味しているといえるでしょう。死にたい! 死んでしまいたい!! と思うとき、それは人間生きている中で何度か経験すると思います。しかしその衝動のまま行動せずにしばらくしているとなんだか大丈夫な気がしてくることもよくあります。この死にたい! という衝動がどれだけ持続的で強力なものかを考えずに自殺してしまうと、もちろん不可能ですが後悔するような事例もあるでしょう。
 
SNSでの自殺相談というのも、そうやって自分の気持ちを吐き出すことで自分の感情を外に出して再確認するような効果があるのではないでしょうか。自殺者の多くは実は生前周りにSOSを出すことが多いと言われています。しかし、そのときにうまく受け止めてもらえないと死を選んでしまうのです。プロフェッショナルによる気軽な相談制度はそのような状況を打破する良い仕組みでしょう。お金周りの継続性が少し心配ですが。

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