転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1432225850/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/05/22(金) 01:30:50 ID:GEIgcaAo 男「ま、待ってくれ……!」 男「私には妻も子もいるんだ、殺さないでくれぇっ!」 殺し屋「そりゃね? アンタだって色々事情はあるんだろうさ」 殺し屋「だけどさ、俺も仕事だからさ」 殺し屋「どりゃっ!」ブンッ ガツンッ! 男「ぐはっ!」ドサッ 殺し屋「よぉ~し、今日こそ間違いのないよう、念入りにトドメを刺しとこう」 ガッ! ドカッ! ガツンッ! 殺し屋「こんなとこでいいかな」 殺し屋「……うぅ~、人を殴るこの感触にはどうも慣れんわ」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/05/22(金) 01:33:10 ID:GEIgcaAo 殺し屋「さぁってと、あとは依頼人に報告して、報酬をいただきますか」 殺し屋「──ん?」 男「う……」ピク… 殺し屋「今、なんか動いたような……?」 殺し屋「気のせいだよな、うん、気のせいだ、きっと!」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/05/22(金) 01:36:04 ID:GEIgcaAo …… …… …… 依頼人「…………」 殺し屋「どうしたんすか、依頼人さん。黙っちゃって」 殺し屋「仕事はキッチリバッチリこなしましたぜ!」 依頼人「なにをいっている! なにがキッチリバッチリだ!」 殺し屋「え」 依頼人「あの男は生きていやがったんだよ!」 依頼人「ようするに、キサマは失敗したんだ! どうしてくれるんだ!」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/05/22(金) 01:39:12 ID:GEIgcaAo 殺し屋「ま、まぁいいじゃないですか」 殺し屋「なにも殺すほど悪いことはしてなかったでしょ、あの人」 殺し屋「俺、けっこう分かるんですよね、そういうの」 依頼人「そんなことはキサマが決めることではない!」 殺し屋「それは……そうなんですけどね」 依頼人「キサマはもう用済みだ! とっとと失せろ!」 殺し屋「わ、分かりました……分かりましたよ……」 殺し屋「だけど……」 続きを読む